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木製レールの列車を改造(ペースメーカーを付けたお子さんのために)

うれしいです!この写真を見て下さい。古い見本のBRIOの列車なんですが、接続部分のマグネットを外して、「よーと(?型)」と「ひーとん(丸型)」に付け替えるという改造を施したものです。

今を遡ること1ヶ月前、お店にいらっしゃったお客さま(Aさん)から相談を受けました。
「子どもがペースメーカーを付けているので、磁石を使ったおもちゃで遊べないんです。だけど木製レールが凄く好きなので、なんとか遊ばせてやりたいんです・・・」
「もともとBRIOの木製レールの列車は、よーと+ひーとんで連結されていましたし、磁石は釘で固定されているだけなので、改造できると思います。念のために、店の古い見本で試してみますよ」とお返事しました。次回のご来店は、約1ヶ月後とのことでした。

そんな話をしている間にも、お子さんは店頭のレール列車の見本に吸い寄せられて、列車を手にして遊ぼうとします。それを見てAさんが、「これは触らないでね」と、お子さんをなだめていました。(触って遊びたいんだろうな〜、なんとかしてやらねば・・・)

そして今日、Aさんから水曜日にご来店予定というお電話がありました。早速、改造を試みたところ写真のように見事成功しました!磁石は釘で固定されているので、ペンチで抜きました。抜いた後の穴が意外に大きいので、よーと、ひーとんは軸太のタイプを入手しました。これで、あの子も思う存分遊べるでしょう。私も思わずニコニコしてしまって、ほんとにうれしい気持ちで一杯です。

Aさんも大変な喜びようでした。そして、ご購入いただく商品を伺い、あらかじめこちらで改造してから、お売りすることになりました(この改造の模様は「修理日記」でご紹介する予定です)。

コメント

こんにちは
Aさんと、お子さんの笑顔が目に浮かびます。
記事をませて頂き、じーんときました。
佐々木さんのこういう温かい1対1の対応がいいなー。私も初心に返ってがんばります。

なかよしさん、コメントありがとうございます。
私も「お役に立てた!」という喜びを実感しました。人はこうやって勇気づけられるのでしょうね。