キャラクター商品について
【Q】
キャラクターのおもちゃは否定的だったお店だと思ってましたが、ムーミンもキャラクターではないですか?
【A】
サイトの冒頭で「キャラクターものでも(なく)」と、また「子育て便利帖」でも「キャラクター商品を与えない」と書いておりますので、ご質問のような疑問をお持ちになるのはごもっともです。
実は、当店では、ムーミンのタオルのほかにも、トーマスの木製レールセットやピーターラビットのゲーム、くまのプーさんのカレンダーなど「キャラクター」の付いた商品も扱っております。
ただ、それらの商品を私たちは「キャラクター商品」ととらえている訳ではありません。明確な基準がある訳ではありませんが、私たちの中では割とはっきりとそれらを区別しています。その違いを以下にご説明したいと思います。
1)キャラクターの出自について
・もとになる絵本や読み物などの作品が、面白く魅力的か?
・私たちがその「キャラクター」や作品を愛しているか?
*上記を満たすものは、私たちにとって「キャラクター」でなく、
物語の「登場人物」という感覚になります。
*くまのプーさんでもディズニーのものは「キャラクター」に近いです。
(ただ以下の文章の中では、そういった使い分けはしていません)
2)キャラクターが付く商品について
◆デザインが優れているか?
・使われている絵が原作者によるものか?
・オリジナルのもつ世界観(品格も含めた)が反映されているか?
・「ただキャラクターが付いている」だけなくトータルにデザインされているか?
・キャラクターの有無に関わらず、商品そのもののデザインが優れているか?
◆品質が優れているか?
・キャラクターがなくても、お薦めできるだけの品質を持っているか?
◆キャラクターを付ける意味(必然性)があるか?
・キャラクターと商品の世界観が近いかどうか?
・キャラクターの世界観が入ることで、遊びが深まるのか?妨げになるのか?
・メーカーの歴史的、文化的背景とキャラクターとの関係
・店頭で子どもに手に取ってもらうためだけに付いていないか?
・例えば、ままごとにキティちゃんが付いているとか、
積木にトーマスが付いているというのは、必然性がないと思います。
3)誰が使うか?どこで使うか?
・大人が使うものについては割とおおらかに考えています。
私たち自身、絵本などが大好きなので、好きな作品の関連商品で
よいものがあれば欲しくなってしまいます。
これは大人の楽しみだと考えています。
・子どもが遊ぶものについては、厳しく考えています。
・保育室などは、さらに厳しく考えています。
サイトでは、保育室に向いているか向いていないかを表示していないので、
今後そんな表示も考えようと思います。
全てを満たさなければならないという訳ではありませんが、こういったことを考慮しています。基本はその作品を愛する私たち自身が「いい」と思わなければ扱いません。
逆の言い方をすれば、私たちの考える「キャラクターもの」「キャラクター商品」というものは、上記のような条件を満たさないものです。
ムーミンに関して補足いたしますと、私たちがご紹介しているエーケルンド社のタオルは、原作の持つ雰囲気を持ち、品格もあります。もちろん、エーケルンド社自体も信頼できるメーカーで、私たちも以前からお薦めしています。また、スウェーデンのメーカーということで、彼らがムーミンを誇りに思って作っていることも理解しています。
ただ、たとえエーケルンド社の製品であっても、上記の条件を満たすものでなければ、お薦めしなかったと思います。
ご不明な点やご意見などございましたら、ぜひお聞かせ下さい。ご指摘ありがとうございました。