アタゴオル絵本「青猫島コスモス紀」
「アタゴオルは猫の森」効果で久々に復刊されました!バンザイ!
といった変更があり、ブロンズ社版を持っている私も、もう一冊買ってしまおうかと思っています。
ますむらさんの作品の中でもダントツに好きな作品なんです。丁寧に描き込まれた濃密な絵と、淡々と綴られる文章が、実に味わい深いです。ヒデヨシガ暴れ回るのが、アタゴオルのにぎやかな「動」の世界だとすれば、こちらは「静」。ますむらさんの初期の作品に流れる夜の静寂のような静謐さが漂っています。
ちなみに以前出ていたブロンズ社版と比べてみると、
- 扉の序文が1頁→5頁に増え、イラストが4枚加わって(同時期に発表されたガロ作品か?)、お得(表紙も同時期の別作品)
- インクの色が、黒+水色→茶+群青になり、紙もコート紙からマット紙になって、落ち着いた大人っぽい雰囲気に
- 活字がこってり系になってビジュアル的にまとまった
といった変更があり、ブロンズ社版を持っている私も、もう一冊買ってしまおうかと思っています。
本体価格1,400円 大人向け