ウィーン在住の米正万也(よねしょうまや)さんが作る「抽象アニメーション」は、人や動物などの具体的なキャラクターでなく、丸や四角や渦巻きといった抽象的な形が主人公です。水彩の淡くて柔らかい色合いの抽象くん(?)たちが、音に合わせて動き、色や形を変化させていく様子を見ていると、うっとりとしてしまいます。
その米正さんが、NHK教育テレビ「いないいないばあっ」のために、3歳児以下を対象にした1分間のアニメーションのシリーズ「◯△□(まるさんかくしかく)のダンス」を作っています。
すでに「さんかく」「まる」は放映終了し、現在第三作の「しかく」が放映されているところです。三作とも見ましたが、とってもいいですよ。柔らかい色調、色の変化、動きの変化、それらが音楽とシンクロして、楽しいダンスを繰り広げます。「おっ?」と驚いたり、「クスッ」と笑ったりするところもあります。なお、米正さんによると、このシリーズは全6回とのことなので、あと3作見ることができます。放映日が決まりましたら、またお知らせします。
「しかく」放映日は以下の通りです。
7月20日(金)
7月27日(金)
8月 2日(木)
8月 9日(木)
8月24日(金)
8月30日(木)
放映時刻は、朝8:15〜8:30、再放送は夕方16:00〜16:15です。
放映されるのは、番組のほとんど終わりの方です。
□米正万也さんのホームページ
http://homepage3.nifty.com/maya_y/
ブルーノ・ムナーリが企画・制作したTantibanbiniシリーズは、1972年から78年にかけて66点出版されました。
この黄色ずきんちゃんは、その中の12番目として1972年に出版されました。黄色ずきんちゃんは都会に住んでいます。彼女のところには友達のカナリアたちがやってきます。さて、おばあちゃんのところまでお使いに行くことになりました。街は危険な車でいっぱい、しかもオオカミの乗った車がやってきて…。さて、黄色ずきんちゃんの運命や、いかに。
技法的には、1963年から取り組んだ「ゼログラフィーア」(コピーしながら対象物を動かすことで、二度と再現できない流動感にあふれた作品を作り出す技法で、ゼロックスとグラフィーアの合成語)やコピーをふんだんに取り入れています。道路を走る車のスピード感が表現されています。
英語版
イタリア語版
ブルーノ・ムナーリが企画・制作したTantibanbiniシリーズは、1972年から78年にかけて66点出版されました。
この緑ずきんちゃんは、その中の6番目として1972年に出版されました。緑ずきんちゃんは、お母さんに頼まれておばあちゃんのところまでお使いに。友達のカエル、ベルドッチャと一緒に森を抜けていくとオオカミが・・・。さて、緑ずきんちゃんの運命や、いかに。
技法的には、彼がダネーゼ社で商品化した Edizioni per bambini シリーズの中の「METTI LE FOGLIE(Putting the leaves on)」のような植物の葉っぱのハンコを使って、上手く森の雰囲気をかもし出しています。また、「デザインとヴィジュアル・コミュニケーション」の冒頭部分、テクスチャのところで紹介された「ザラザラした紙の上を、クレヨンを平らにしてなぞってできたテクスチャー」を多用しています。彼自身が紹介しているような敷居の低い技法で、これだけの表現ができるのは驚きです。
英語版
イタリア語版
ネフ社の今年の新作「セラ(小)エーデルホルツ」が入荷しました。ニュルンベルク見本市でオーダーしたものです。
エーデルとは、高貴、貴重の意。貴重な木材で作ったということでしょうか。クルミ、ニレ、セイヨウナシ、トネリコ、カエデの5種類の木が、美しいグラデーションになっています。
(小)とありますが、寸法は通常のセラと同じなので、混ぜても遊べます。パーツ数は5個と少ないのですが、これはこれで意外と遊べます。
ちなみに本来のセラは、税込20,790円(本体19,800円)。まだお持ちでない方には、本来のセラをまずはお薦めします。
ネフ社の今年の新作「ダイアモンド(小)メタリック」が入荷しました。ニュルンベルク見本市でオーダーしたものです。
色はご覧の通りのアイス&ペールグリーンのシルバートーンです。(小)とありますが、寸法は通常のダイアモンドと同じなので、混ぜても遊べます。パーツ数は6個と少ないのですが、これはこれで意外と遊べます。
ちなみに本来のダイアモンドは、税込38,850円(本体37,000円)。まだお持ちでない方には、本来のダイアモンドをまずはお薦めします。
またまた値上げのお知らせです。
フィンランドのアラビア社が出している、「ムーミンコレクション」のシリーズが値上げされます。マグが2,300円→3,000円、プレートとボウルが3,500円→4,800円と、結構な値上がりです。我が家でもずっとムーミンを読んでいるので、愛着の湧くアイテムがたくさんあります。どれを買うかで悩みそうです。
約40点
2007年8月1日より
□ムーミンマグ等の価格改訂について(2007年8月)
http://www.hyakuchomori.co.jp/news/pages/moomin_priceup_0708.html
またまた値上げのお知らせです。
ブルーノ・ムナーリ、エンツォ・マリ、イエラ・マリ、葵・フーバー、三浦太郎などを出版しているイタリアのコライーニ社などの商品が8月1日より値上がります。
約120点
2007年8月1日より
□イタリア系洋書の価格改訂について(2007年8月)
http://www.hyakuchomori.co.jp/news/pages/kuwano_priceup_0708.html
当店主催の「保育セミナー」が、いよいよ間近に迫ってきました。今年は、7月14日(土)〜7月16日(月・祝)の3日間です。その間は、柿田や相沢をはじめ、スタッフの3分の2が会場に詰めます。また、全国から集まった参加者の皆さんがご来店するので、時間帯によっては非常に店内が混み合います。大変申し訳ありませんが、ご承知おき下さい。
また、店頭のスタッフが少ないため、店頭でのサービスをはじめ、お電話の対応、通販業務なども、行き届かない点などがあるかと思います。大変申し訳ありませんが、ご理解いただけましたら幸いです。
またまた値上げのお知らせです。トリップトラップ、スリーピーなどのメーカー、ストッケ社の商品が8月1日より値上がります。
14点
2007年8月1日より
□ストッケ社値上げのお知らせ(2007年8月)
http://www.hyakuchomori.co.jp/news/pages/stokke_priceup_0708.html
□ストッケ社の家具
http://www.hyakuchomori.co.jp/life/kagu/stokke/stokke_top.shtml
コスモス社の新作ゲーム「小さい魔女」が入荷しました。今年のニュルンベルクでは、魔女の格好をした女性がカゴのお菓子を配っていました。「小さいおばけ」に続く、プロイスラー原作のゲーム第2弾ということになりますが、今年は原作が出版されてからちょうど50年という記念すべき年でもあるんですね。50年経っても読まれているロングセラーが、今あらためてボードゲームになるなんてスゴイことですよね。
さて、今回の「小さい魔女」は、空の上から磁石で魔女を動かすというアイデアが傑作です。塔の上に置いてある屋根の先端を落とさないように、塔の間を飛び回るのです。魔法のホウキが長い上に、こちらの意志とは無関係にクルクルユラユラ動くので、すぐに先端を落としてしまい、なかなか思い通りに行きません(難しかったら、塔の数を減らしてみて下さい)。
ゲームの目的は、チップをたくさん集めること。チップをもらうには、塔の間を飛んで、色付きマーカーの上に来て、同じ色のマーカーの置いてあるカードをめくり、その絵が課題の絵と一致すること。だから、課題の絵がどのカードなのか、記憶していなければなりません。
手先の器用さと記憶力の両方が必要になるゲームです。
原作本もおススメ(写真中央左奥)。