ムナーリの「黄色ずきんちゃん」復刻
ブルーノ・ムナーリが企画・制作したTantibanbiniシリーズは、1972年から78年にかけて66点出版されました。
この黄色ずきんちゃんは、その中の12番目として1972年に出版されました。黄色ずきんちゃんは都会に住んでいます。彼女のところには友達のカナリアたちがやってきます。さて、おばあちゃんのところまでお使いに行くことになりました。街は危険な車でいっぱい、しかもオオカミの乗った車がやってきて…。さて、黄色ずきんちゃんの運命や、いかに。
技法的には、1963年から取り組んだ「ゼログラフィーア」(コピーしながら対象物を動かすことで、二度と再現できない流動感にあふれた作品を作り出す技法で、ゼロックスとグラフィーアの合成語)やコピーをふんだんに取り入れています。道路を走る車のスピード感が表現されています。
- 価格:
- 税込2,730円(本体2,600円)
- 著者:
- ブルーノ・ムナーリ
- 寸法:
- 22×22cm
- 頁数:
- 14p
- 初版:
- 2007年
- 原著:
- 1972年Einaudi社(伊)
英語版
イタリア語版