プラステン

五本の棒に、五色の円盤が各10個。たったこれだけのおもちゃですが、これを前にした時の、大人と子どもの反応はとても違います。大人は、どうやって遊ぶのか?と、まず考え、つぎに<ゲームかな? ルールがわかんないとね>なんて思うみたいですね。中には<フムフム、なるほど、知育玩具ってやつヤツですな>なんて考える人も多いようです。

でも、子どもはこれで、いきなり遊び始めます。50個の円盤を全部ぶちまけることも、棒に刺していくことも面白いんですね。刺す手順に秩序をもたせると、柄ができることも発見するでしょう。

また、お金やドーナツといった、ごっこ遊びの道具になったり、ひもに通してネックレスを作る子もいるかもしれません。二つのサイコロを使い、どんなゲームができるか考えるのも愉しみです。

とにかく、一歳前後から、これほど遊ばれるおもちゃはほかにない、と言っていいほどで、私は、この製品を”乳児のおもちゃの王様”と呼んでいます。

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原名:
PLUS10
作者:
社内デザイナーたちの共同製作
製作:
ニック社(ドイツ)
製作年:
1970年
素材:
木(ブナ)
対象年齢:
1歳前後から
取扱い:
(株)アトリエ ニキティキ