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ハイコ・ヒリック氏の新作「フィデルス」まもなく入荷

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2007年のニュルンベルク見本市で発表されていたハイコ・ヒリック氏の新作「フィデルス」が来週後半入荷します。シグナが円錐形になったようなおもちゃで、積んだりひもを通して遊びます。円錐形パーツ大小各4個+ひも1本

ハイコさんのサインご希望の方は、通信欄に「ハイコさんのサイン希望」とご記入下さい(9/22まで)。詳細は「ハイコ・ヒリックさんが百町森に来ます!」で。

  • 9228 Fidelius
  • Design: Heiko Hillig
  • 8 pieces + cord
  • Swiss made
  • © 2007 Naef Spiele AG
  • フィデルス 税込8,820円(本体8,400円)
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関連記事 ハイコ・ヒリックのおもちゃ http://www.hyakuchomori.co.jp/naef/designer/pages/hilligprofile.html

彼にとってはおそらく初めての、乳児のためのおもちゃです。最初見た時の私たち3人(佐々木、相沢、柿田)の疑問は、「モダンで洗練されたデザインが身上のハイコが、なぜ乳児のおもちゃを?その心境の変化は?」でした。さっそくその疑問を彼にぶつけてみると、彼のお子さんがシグナですごくよく遊んでいたのがきっかけだったとのことでした。なるほどなるほど...。実に納得がいきます。

ネフ社のデザイン面に深く関わる彼が、「子どものためのおもちゃ」というネフ社の原点に至ったことは、我々にとって実に喜ばしいことです。その路線を支持し応援していることを示すためにも、その場でン十個注文しました。

そしてもう一つ興味深いのは、この「フィデルス」が、ろくろ細工の技術をベースにしていることです。ハイコ氏の出身はエルツ山地で、木の彫刻とレース編みがさかんなマウアースベルクという村で育ったそうです。彼は12才になるまでに、その村の伝統である彫刻細工と、ザイフェン村などで盛んなろくろ細工の技術を身に付けたそうです。そんな彼のルーツとも言えるろくろを応用しているんですね。さらに、彼はろくろの技術によってコストも抑えられるということも話してくれました。結果的に、シグナよりは高くなってしまいましたが、「デザイン命!」みたいなイメージの彼が、生産コストのことまで考えて商品化していることに頼もしさを感じました。