昨年の保育セミナーにお招きし、全体会・分科会ともに大好評だった中島澄枝先生です。「もっとお話を聞きたい」「来年も呼んで」というご要望にお応えして、「保育セミナー2010 in 静岡」の全体会講師としてお招きします。
昨年の保育セミナー(上写真)で、「どのように体育的なものを取り入れていくのか考えていたところでしたので、今回のセミナーで、無理のない取り入れ方を学ばせていただいて感謝しています。体を動かし、楽しい研修でした。」「中島先生のおっしゃる『子どもの嫌がることを慣れさせるのではなく、好きな遊びをたくさん遊ばせる…』私もそう思います。」「中島さんのお話をまた聞きたいので、ぜひ研修を計画していただきたいと思いました。」「中島さんは、進めるのが上手で、あっというまに時間が過ぎ、楽しく、またわかりやすかったです。」などなど大好評だった中島先生です。今年は、より突っ込んだお話が伺えると思います。
以下、「保育セミナー2010 in 静岡」用に先生からいただいた情報です。
- 全体会テーマ
- 子どもの『困った行動』への対応
- 全体会内容
- 子どもにとっては大人が困るどんな行為も、その子自身の発達には意味があります。
人類は脊椎動になって、約4億年をかけて人類は誕生しました。生物の進化にそって、感覚統合理論を通して子どものすることを理解してみましょう。 - 分科会2テーマ
- 乳児のうんどう遊び
- 分科会2内容
- 脳が育つとは動きの発達と表裏一体です。保育する側からは見える動きへのアプローチが具体的です。乳児期のうんどう遊びは、ことばがけ→うごき→うたう、とつながり完結します(わらべうた)。又特にこの時代の触覚は脳育にとっては重要です。江戸時代は乳児の死亡率も高かったので、「子どもアンマ」がなされていたそうです。それらから派生し作られたあそばせあそびも今回紹介します。なお自分の周りで歌われている口承のわらべうたなど交流しながらしたいと思います。是非うたを教えてください。
- 分科会1テーマ
- 幼児のうんどう遊び
- 分科会1内容
- 脳が育つとは動きの発達と表裏一体です。生活の激変の中毎日の組織的なうんどう遊びは今どうしても必要です。とくに9歳までの子どもと、老人にとっては。本来の遊びは子ども自身の子ども達だけのものですが、保育園という限られた枠の中で創造的で、柔らかい集団の遊びの大人の指導を実践体験したいです。うんどうあそびの前にする「体操練習」も一緒に練習します。
- 参考文献
・「いきいき幼児体育」明治図書 コダーイ研究所著 ・(持っている方は)「世界の子どもの遊戯集」コダーイ研究所著 ・「体育・集団遊び」名古屋コダーイセンター著
- 所属
- NPO名古屋コダーイセンター理事・体育担当
- プロフィール
- 1971年愛知県立女子短期大学卒。37年間名古屋市公立保育園保育士として働く。故中川弘一郎氏、及び羽仁協子氏にコダーイシステムを師事する。ハンガリーの故ルイザ・オセッキー氏に幼児体育を師事する。以来保育園の体育を実践している。
- 著書
- 「いきいき幼児体育」(共著)明治図書 2003
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