人として育つために
子どもの成長を助ける豊かな環境作りにむけて
幼児教育の創始者フリードリヒ・フレーベルは『人間の教育』という本の中で「遊びは幼児の最も純粋な精神的なあらわれ」と言い、「幼児教育の根本は幼児を遊ばせながら導くこと」と説いています。その理由は、幼児期は子どもが人間として育つために大切な時期だからとしています。私たちは、この幼児教育の原点ともいえる思想に立ち返りたいと思います。
百町森代表 柿田友広
概要
開催日時 | 2013年7月21日(日) |
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場所 | サールナートホール (→会場へのアクセス) |
定員 | 200名 |
参加費 | 5,000 円(税込) |
主催 | 百町森 |
https://twitter.com/Eeyore_hyaku 百町森のゆる系アカウント。元保育士のスタッフがつぶやいています。 |
小さな『私』が今できることは
ドイツ文学翻訳家
池田香代子
10年以上前、ラジオで池田先生の「グリム童話」のお話を大変楽しく聞きました。とりわけ「ブレーメンの音楽隊」には深い愛を感じました。2001年には、『世界がもし100人の村だったら』という本がベストセラーになりました。ドイツ文学の先生がなぜ?と思っていたのですが、実は「世界の平和」のためにできることは何かないだろうか、というご自分への問いかけから生まれた本なのだそうです。
ここでは、グリム童話などの絵本や子どもの本について、『100人の村』について、そして自分の生き方や子どもの未来について、お話していただきます。
(柿田友広)
プロフィール
ドイツ文学翻訳家口承文芸研究家。世界平和アピール七人委員会メンバー。グリム童話やケストナーの翻訳で知られる。ベストセラー『世界がもし100人の村だったら』シリーズの作家としても有名。『100人の村』の印税で「100人村基金」を設立し、世界中の人たちに支援活動を行うなど平和運動家としても知られている。
→池田香代子先生の主な著作
こどもとであう
龍雲寺保育園園長
木村昭仁
子どもの方が大人よりも優れている能力が幾つもあることを、皆さんよくご存じだと思います。神経衰弱ゲームで5才児が大人に勝ったり、大人の絵本の文章の読み間違いに3才児が気付いたり…。子どもの想像力や創造力、イメージ記憶力には、いつも感心させられます。
この時期だからこそ持っている力を最大限引き出してあげることが、乳幼児教育の役割だと思います。保育所は小学校をレベルダウンしたものでも予備校でもありません。子どもの自己肯定感や相互信頼感を阻害する大人中心の一斉的な指示命令、マニュアル化、結果主義的行動分析ではなく、「遊び」によって構成された0才から修学前までの教育と保育について考えたいと思います。
(木村昭仁)
プロフィール
金沢市にある、社会福祉法人龍樹会龍雲寺保育園園長。NPO法人子どもの発達支援センター理事長。全昌寺住職。ボランティア NPO 幹事。大学及び保育養成校講師。ラジオ育児相談のコメンテーターも務める。著書:「家族援助論」「保育所・幼稚園トラブル対応解決事例集」「保育界」「現代のエスプリ」(いずれも共著)、その他保育雑誌等に連載執筆中
→龍雲寺保育園紹介ビデオ
プログラム
9:20 | 受付 |
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9:45 | ごあいさつ・事務連絡など |
10:00 | 講演会「小さな『私』が今できることは」池田香代子 |
12:00 | 昼食(お弁当/要予約)・フリータイム 会場は飲食持込み禁止です。ご希望の方には 「マイホテル竜宮」でのお弁当を手配します。 |
13:30 | 講演会「こどもとであう」木村昭仁 |
15:15 | 休憩 |
15:30 | 公開インタビュー「こどもが育つ」 木村昭仁 × 聞き手 相沢康夫 相沢がアクの強い木村園長に突っ込みを入れつつ、他では聞けない木村節を引き 出したいと思っています。特に保育における「遊び」の意味を、鋭く解きあかしたい。 保育の中心に「遊び」を据え置く、その環境の整え方など、基本的な方法論から、 ステップアップの知恵まで、具体的に “ 龍雲寺流 ” を学ぶことで、明日からの保育 に少しでも役立てて頂ければうれしいです。(相沢康夫) |
16:45 | まとめ・抽選会 |
17:15 | フリータイム |
18:30 | ドイツ・フレーベルツアー報告 柿田友広 |
19:00 | 相沢康夫の積み木ショー |
19:40 | 終了(予定) |
会場へのアクセス
サールナートホール
静岡市葵区御幸町11-14
TEL 054-273-7450
電車でお越しの方
JR 静岡駅北口より徒歩約5分
百町森より徒歩 10 分
お車でお越しの方
駐車場はありません