平面構成遊びとは、いろんなパーツを、机やプレートに並べて、絵や模様を作る遊びを指します。でもこの遊び、大別して二種類ある、と私は考えているんですね。
最初にご紹介するのは、「パーツを使って絵を描く(作る)遊び」です。中でも、子どもたちに断然人気の高い『小さな大工さん』を取り上げてみました。
丸や三角、正方形、長方形の色板の中央に、小さな穴があいています。ここにクギを差し込み、ハンマーでコルク板に打ちつけて、絵を作っていきます。絵ができ上がる愉しみと同時に、クギを打つ行為が、子どもの遊び心をそそるようです。大人の真似事が嬉しいんでしょうね。
本国ドイツでは、幼稚園に必ずあるおもちゃだといっていいほどの定番で、でき上がった作品は、部屋に飾られたりします。発売以来、今年(2003年)でもう70年になります。