蜜ろう粘土

粘土遊びって、何かを作り出す前の、形のないものをこねくりまわすところから、もう面白いんですね。手が嬉しがるというか……。水遊びやどろんこ遊びに似ているかもしれません。いろんな粘土がありますが、ここでご紹介するのは、蜜蜂の巣から採った『蜜ろう粘土』です。

美しく、色褪せず、手にべたつかない理想的な粘土ですが、この製品の特筆すべき点は、安全性です。幼児があやまって口に入れることを配慮して、安全基準は食品のそれと変わらないレベルです。冗談半分に、非常食になる、なんて言う人もいるほどです。

以前、ドイツのシュタイナー幼稚園を見学した時、この粘土で先生はどんなものを作るのか?という質問に、「子どもには到底できそうもない作品を作ります」と、先生が答えていました。

子どもの水準に合わせるのではなく、大人としてのモデルを示すため……なのだそうですが、日本の幼児教育と違い、面白いな、と思いました。

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原名:
Wachsfolien
作者:
ハンス・シュトックマー(Hans Stockmar)
製作:
シュトックマー社(ドイツ)
製作年:
1923年
素材:
蜜ろう、ピグメント(色素)
対象年齢:
3歳位から
取扱い:
(株)おもちゃ箱