スヌーピーの『ピーナッツコミック』に、ライナスという坊やが登場します。彼はいつも毛布を頬にあて、指をしゃぶりながら、人生の真理や哲学を語ります。
そのギャップが面白いのですが、それはともかく、毛布やタオルを手放せない子って、実際よく見かけますよね。触れているだけで情緒の安定が得られるので、親は(なんだかヤだな……)と思いつつも、取りあげたりしないケースが多いようです。
『ジルケぐま』は、シュタイフ社やケーセン社の製品より少し対象年齢の低いぬいぐるみです。大きさも小ぶりで、タオル地とベロア地が、触れてやさしく、ライナスの毛布のように愛されることうけあいです。
シュタイナー学校に子どもを行かせた母親グループが中心となって、家内工業的に作っています。細部はほとんど手作りで、また、子どもが触れる部分は、すべて自然素材でできています。