奈良県の吉條宏氏が、15年の歳月をかけて開発した和製ブロック『ラキュー』をご紹介します。
ブロックといえば、デンマークの「レゴ」がつとに有名で、これを模倣した和製ブロックも多数あります。が、このラキューは平面を立体にするという、レゴとはまったく違う発想で作られています。このため、これまでのブロックにない、新しい面白さがあると、私は思います。
最初、「まあ、なんて細かいパーツだろう……」と思うかもしれません。私もそう思いました。でも実際に手に取って遊んでみると、この大きさがちょうどいいんですね。パチッ、パチッとパーツがつながった瞬間の感触が、なんとも気持ちいい……。
正方形、正三角形による平面構成遊びがまず愉しい。そして、これも角度のあるジョイントでつなげると、立方体や正八面体などの幾何学的な立体ができます。もちろん、動物や車、建物などを作って、ごっこ遊びに発展していったりもするでしょう。