昨今では、ゲームというと、TVゲームを指すようですが、本書では、カードゲームとボードゲームをたくさん紹介したいと思います。
私の子ども時代、家庭で、将棋と並んでよくやったのがカードゲームでした。愉しかったなァ。あれは、親が自分と向き合ってくれていたことが嬉しかったんだよなぁ……と、今にして思います。
そういう意味で、親子でゲームをやることって、絵本の読み聞かせと、よく似ているんじゃないでしょうか。絵本もおもちゃも、親子のかかわりのための最良の道具なんだと、私は思っています。
さて、『キンダーメモリー』ですが、同じ絵が2枚ずつ33組でできた、そう、神経衰弱遊びです。
発売以来、5000万個を売り上げる、カードゲームの定番中の定番です。私も子どもたちとよくやりましたが、彼らが5〜6歳になると、私が負けることのほうが多くなりました。そんな時は私のほうが「もう一回!」なんて、どっちが親なんだか……。