穴あき立方体と、円筒2種…幾何学的分割で、様々な変った形の積み木を生み出しているネフ社の製品としては、実にシンプルです。潔い、とも言えます。価格も決して安いとは言えない積み木ですが、製品化されてすでに半世紀にもなるんですね。木製玩具界の奇跡と言ったら大袈裟でしょうか?
0歳から遊べます。子どもの手にちょうどなじむ大きさです。幼い子は、ときにしゃぶり、ときに2個をぶつけて音を聞き、穴からむこうをのぞいたりと、五感をフルに使って遊ぶことでしょう。立方体には目もくれず、円筒だけを確保する子がいるかと思えば、逆に立方体だけを積む子もいます。上手にまぜて、美しい未来都市を作る子もいるでしょう。シンプルであるという事は、こうしてみよう、ああしてみようという、遊び手の工夫の余地がたくさんあるという事なのです。
”人生で初めて出会う積み木”として、私が最もオススメするのが『リグノ』です。