親子関係を、手軽に親密にしてくれるのが、カードゲームやボードゲームだと、私は思っています。ゲームができる関係ってのが、そもそも良い関係なんでしょうが……。
さて、数あるゲームの中でも、私が子どもたちと最も好んでやったゲームがこれです。『クァルテット』の名前のとおり、四組の共通したカードを集める、絵合わせゲームです。字数の都合で詳しいルールは省きますが、ひと言、信頼関係がないと絶対できないゲームです。
また、相手の言葉を記憶し、推理し、まれにあてずっぽうで当たったりと……という、とてもスリリングな展開を見せてくれるゲームでもあります。熱くなります!
四枚一組の絵柄は、番号順に並べると、それぞれが「いばら姫」「赤ずきん」といったグリム童話のイラストになっています。ゲームの後のひと時、グリム童話を読んでやる、なんてのも、いいんじゃないでしょうか。