”積み将棋(将棋くずし)”を覚えていますか?おもちゃの専門家、樋口正春氏によると、昭和20年代後半から40年代前半に子どもだった人のほとんどが経験した遊びなんだそうです。
言われてみれば私も、全神経を指先に集中してコマを動かしていく、あの緊張感を思い出すことができます。音がした、しないで、もめたりしたことも、懐かしい思い出です。
『動かないで』は、この積み将棋にとてもよく似た感触のおもちゃです。まず、写真のように、強いバネに押し続けられた空間に、コマをランダムに並べます。ここからコマを一個ずつ取っていくゲームなのですが、力の関係でバーが動いてしまったときは、ガチャッと迫力のある音がするので、ハラハラドキドキです。
大・中・小のコマは、それぞれ3点、2点、1点です。欲張って大きいコマを無理に取ろうとするとガチャッ……。力のかかり方をよく見てね。ぜひ家族みんなで遊んでください。小さい子が一緒でも充分に愉しめます。