ハートを囲むゾウや、向き合うパンダの親子などの動物組み木で世界的に有名な小黒三郎さんですが、日本のおもちゃ作家の中で、彼ほど精力的に新作を発表し続けている人はいないでしょう。
組み木の雛人形シリーズあり、登り人形あり、かまぼこ板で組み木を作ったかと思えば、フロッピーケース入りのパズルまで出してしまう……。その発想の柔軟さには、本当に感心してしまいます。さて、そんな小黒さんの傑作中の傑作をご紹介します。
全パーツが動物でできた組み木パズルです。一歳位の子は一個のパーツで物語をつぶやき出すかもしれません。二歳を過ぎれば、並べたり積木にしたり……。正方形のプレートにすべてのパーツを収める、というパズルに挑戦するのは四歳位からでしょうか。
で、さらにこいつの面白いところは、全パーツを組み換えると、なんと立方体ができちゃうことなんですね。子どもから大人まで幅広く、末長く遊べます。