ルールが簡単でとっつきやすいのに、やってみると勝つのは意外にむずかしい……。そんなゲームです。家族全員で愉しめるでしょう。下の子が勝つかもしれませんよ。
まず土台に幹を差し込み、枝と葉のパーツを各プレイヤーに均等に分けてゲーム開始です。順に枝や葉を幹に差し込んでいきます。バランスをくずして下に落ちた枝や葉は、落とした人がもらわなくてはなりません。そう、手持ちのパーツが早くなくなった人が勝ちです。応用ルールとして、付属のカードを使う方法もあります。
いわゆるバランスゲームと呼べるものはいろいろありますが、木製のものは結構珍しいと思います。ちなみに原名の「アルボス」はラテン語で「木」という意味なんだそうです。木を素材にしたゲームで木を作るというところに、作者の思いが込められているような気がしますね、私は。2000年度ドイツ子どもゲーム大賞のグランプリ受賞作品です。