乳児期、手や指が思いどおりに動かせることを知ると、赤ちゃんは手を使っていろいろやってみたくなるようです。握る、つまむ、引く、押す、物を出す、入れる、持ち上げる、振り回す……その動きの種類たるや実に様々。
親にとっては、けっこう迷惑なことも多く、中でも”たたく”という行為は、その代表かもしれません。棒などで家具をたたかれたりすると、つい「ダメよ!」なんて、きつく叱ってしまいがちですが、そんな時、こんなたたく専用のおもちゃがあると、親にも便利、子どもも嬉しいでしょう。「ダメ」と言われても、たたきたい気持ちは残っているのですからね。
ところで、この時期の子どもにとって、ハンマーを効率よく使うことは、けっこうむずかしいようで、初めは悪戦苦闘するかもしれません。で、だんだん上手になっていく様子を見ることも、これまた親にとっては、子どもの発達を実感できて、ありがたいというわけです。