タマゴ(横)

おもちゃに限らず、眺めたり触っているだけで、なんとなく嬉しくなる物ってありますよね。所有しているだけで満足っていうか・・・・・・。私にとって、『タマゴ』は、まさにそういったおもちゃです。

単なる木の卵です。特に遊び方があるわけではありません。(もちろん、子どもはごっこ遊びに使ったり、回したりするとは思いますが・・・・・・)。

ただ、卵の中に鉛が仕込んであり、重心がアンバランスなため、手の中でコロコロころがすと、意外な動き方をして、それがそこはかとなく面白いんですね。

そして、「これって、どうやって作ったのかな?」と、思いが至った時、パズルとして俄然輝き出すおもちゃでもあります。美しく仕上げられた表面(木目)を、どんなに観察しても、継ぎ目が見あたりません。では、どうやって中に鉛を仕込んだのでしょうか?実は、私、答えを知っているんですが、それを書いちゃうのは、愉しさの半分を奪うことですので、あしからず・・・・・・。

作者:
三浦忠司
製作年:
1983年
素材:
木(ナラ)、鉛
対象年齢:
3歳位から
製作および発売元:
三浦木地