アンカー積み木

アンカー積み木という言い方は、『赤いカー(白木)』みたいな自己矛盾がありますね。「木じゃないしー」という堅いツッコミはやめましょう。石……というかレンガに近い積み木です。

旧東独のルドルフスタッドにあるアンカー社の歴史は古く、1880年頃からこの製品を作り始めます。ドイツの輸出産業として膨大な売り上げを誇った時もあったそうです。しかし、第二次大戦中、なぜか国によって、機会の全てを壊され、会社も消え去ってしまいました。壁の崩壊、統一後の1995年再出発を果たします。

木製品にはない重量感が良いですね。そして何より緻密さがすごい。おびただしいパーツ数。これによってヨーロッパの古い市庁舎などの建築物を細かい部品までリアルに作れます。基尺の2.5cmというサイズは、フレーベルの恩物からの流れでしょうか…。

フレーベル積み木にあきたらなくなった小学生あたりにおススメです。子どもといっしょに遊びながらハマっちゃうお父さんがいるかも…です。

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原名:
Anker Steinbukasten
作者:
リリエンタール兄弟(Lienthal)
製作:
アンカー社(ドイツ)
製作年:
1880年
素材:
石英と石灰と亜麻仁油をまぜ、焼いたもの
対象年齢:
6歳位から
取扱い:
(株)アトリエ ニキティキ