バウスピール

バウハウスは、1919年、ドイツで、芸術と近代産業の融合をめざして設立された、建築美術学校です。従来の美術教育とまったく異なる共同体的教育法をとり、建築、美術、デザインの分野に世界的影響を与えてきました。クレーやカンディンスキーも教壇に立ちました。

おもちゃ作りをするメンバーもいて、彼らはおもちゃを、“ファンタジーに富み、喜びと想像力を引き起こし、教育的であるべし”と定義したそうです。『バウスピール』は、そこで生まれた積木で、家や船など様々な造形が愉しめます。

私自身が一番すごいな、と思うところは曲線ですね。円筒やアーチ型ではなく、明らかに揺らぎを想定した曲線。静の象徴である積木に、動の概念を導入した点です。逆転の発想ですね。

バウハウスは、1933年、ナチスによって廃校においやられます。その後、バウハウス資料館の依頼で、ネフ社がこのバウスピールほか、そこで作られた数点のおもちゃを復刻しています。

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原名:
Bau-Spiel
作者:
アルマ・ジードホッフ・ブッシャー(Alma Siedhoff Buscher)
製作:
ネフ社(スイス)
製作年:
1977年(オリジナルは1922年)
素材:
木(カエデ)
対象年齢:
4歳位から
取扱い:
(株)アトリエ ニキティキ