花はじきとチェーンリング

ままごとの材料についても触れておきましょう。材料というのは、具ですね。野菜やお肉といった料理の差材です。

道具については、リアリティーが大事だと述べましたが、材料はまったく逆なんですね。具体的なものよりも抽象的なものほど、スムーズに遊べるんです。

オムレツを作ろうと思った子は「まず、たまねぎをきざんで、それから・・・・・・」と、思いをふくらませていくわけです。そこに、たまねぎやにんじんの形をしたおもちゃがあっても、なかなかめざすオムレツができないんですね。なんにでも見立てられるものがベストです。見立てることそのものも遊びですから・・・・・・。

そう考えると、『花はじきとチェーンリング』は、ままごとの材料の王様ですね。チェーンリングは、つなげれば麺類になります。

花はじきは、ままごとの具以外に、構成遊びや、昔ながら(?)のゲームも愉しめます。

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作者:
高迫公子(花はじき)、村田義次(チェーンリング)
製作:
ラッキー(花はじき)、村田ゴムプラ(チェーンリング)
製作年:
1963年(花はじき)、1960年(チェーンリング)
素材:
ポリスチレン(花はじき)、硬質塩化ビニール<非フチル酸>(チェーンリング)
対象年齢:
3歳位から
取扱い:
(株)田村栄商店