ドイツ最大の打楽器メーカー、ゾノア社が、ドイツ音楽学校連盟と共同開発して作った鉄琴です。
鍵盤を取りはずして裏を見るとビックリ!鍵盤一枚一枚に、ドリルで削って調律した跡があります。子どもが、生まれて初めて出合う楽器は、最高に美しい音色で、正確な音程のものでなければならない……というのが、ゾノア社のモットーだそうです。子どもを馬鹿にしない、素晴らしい姿勢ですね。
で、私、思わず連想してしまうのが、コダーイ・ゾルターン氏の「子どもが最初に出合う音楽は、自国の伝承楽器(わらべうた)がふさわしい」という言葉なんですね。
この『メタルフォン』は、ファとシを取りはずせば、五音階になりますから、日本のわらべうたを愉しむのにも適しています。ドイツでは、カール・オルフ音楽学校の授業にも使われています。澄みきった美しい音色に、大人も思わずウットリすること、間違いないでしょう。p>