積木の原理を最初に考案したのは、幼稚園の創始者でもある、ドイツの教育学者、フリードリヒ・フレーベルだといわれています。
子どもは本来、木や石を積むのが好きですが、積むものを立方体や長方形の形に整えたほうが面白いと気づいたことが、彼の最大の発見でした。基本になる一辺の寸法を定めて、縦・横・高さを決めることで、遊びが豊かになり、数量的な体験もできるようになったわけです。そしてさらに、宇宙の法則までも直観しうると、彼は考えていたようです。
フレーベルの原理を形にしたものとしては、「恩物」という名で知られた机上の積木がありますが、これはよほど上手に与えないと、遊びというより勉強に近い感じになりがちな気がします。
ここでご紹介するこの積木は、フレーベルの原理を基に、子どもがあくまで自由に遊べる量(100ピース)によって構成された製品です。基釈は10/3センチ、とても遊びやすい大きさです。