14 自然食レストランの時もあった:百町森

14 自然食レストランの時もあった

シネアーツをしていた頃、ピーターラビットの研究などで有名な吉田新一先生がたまにお店にみえました。吉田先生は当時大学の先生で、学会が近くであったりすると寄ってくれたのです。学生が興味を持つようにと、児童文学が原作のアニメなどを探していきました。そんないいアニメも置いてあったビデオ屋でしたが、そのオーナーの夢は「いつか、静岡に岩波ホールのような映画館をつくりたい。」という方でしたので、サールナートホールの話が現実味を増す頃から、徐々にお店に来なくなり、実際は百町森が経営しているようになりました。そうなると問題となるのはまた家賃です。

こちらの資金もそろそろ底をつきそうで、また元の12坪に戻ろうかと考えていた頃、喫茶スペースを自然食レストランにしないか、というお客さんが現れました。その人のアイデアと実行力で、百町森は自然食レストランをやっていた頃もありました。しかし、それも3ヶ月続いただけでした。

いよいよ四面楚歌で、どうにもならないという時、あるお客さんが、「いっそ全部おもちゃにしたら…。」というのです。おもちゃをこんなに喜んでくれる人がいるというのは嬉しいことで、その時の私には神からのお告げのように響きました。そこで、思い切って喫茶のスペースはやめにして、そこに本を持って来る事にしました。離れていた店をひとつにした事で効率的にもよくなりました。そして、またまた資金を銀行から借り、シネアーツの部分もおもちゃのスペースにし、私の気持ちも、もっともっと、おもちゃに入れ込んでいくようにしました。

その気持ちの現われた出来事としては、ネフの高価なおもちゃも、一個ずつ見本を下ろし、子供に実際に遊んでもらおうとしたことです。資金のない百町森としてはまさに「清水の舞台から飛び降りる」覚悟でした。しかし、子供が予想以上に遊ぶので自信がつきました。

(コプタ通信2005年06月号より)

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