暮らしのあれこれ 6 食を身近なところへ取り戻そう
我が家の庭で収穫した、ピーマンとゴーヤです。この夏、庭に、ピーマン、赤ピーマン、黄ピーマン、レイシ、ゴーヤ、スイカ、バジルを植えました。赤ピーマンと黄ピーマンはほとんど実らず、スイカは全滅でした。ところが、ピーマンとゴーヤは大豊作。写真は時期も終盤を迎えた最後のものなので小さいのですが、最盛期には、もっと大きいものがたくさん実って、日々の食卓を楽しませてくれました。バジルは、パスタ、サラダ、ピザと大活躍。パスタを茹でている間に、庭から摘んできて超新鮮な一品の出来上がり。保存用にバジルソースもたくさん出来ました。目の届くところで、もちろん無農薬。産地や食品の偽装とは無縁の世界です。植え付け、水やり、収穫、すべて、柿田が担当。素人の強い味方になったテキストは
「旬を育てる 旬を味わう 野菜づくり大図鑑」 藤田智編著 3,048円
です。土作り、マルチの仕方、支柱の立て方、収穫、料理のレシピまで、写真入りで紹介しているので、初心者にはお勧めです。ただし、化成肥料を使っているので、そのへんは、ご自身の判断で・・・・。ちなみに、柿田は、有機肥料を使用したそうです。
さて、もう一つ、食というか農業がぐっと近づいたことがありました。大学生の娘が、夏休みを利用して北海道の牧場(食肉用の牛と豚を飼育している)へ、お手伝いに行ってきたのです。大学の授業でテキストに使用した
「地域の力 食・農・まちづくり」 大江正章著 700円
を読んだことがきっかけになったようです。この本は、日本中元気がない中、市民と行政が、力と知恵をあわせて元気になった地域を報告したルポですが、その一つが、娘がお世話になった 興農ファームだったのです。娘から豚や牛の写真とともに、やってくるメールは、朝から晩まで働き通し!牛さんにべろんべろん舐められた 豚舎はきつい 臭い 筋肉痛になりそう などと書かれているのですが、♪ ハート ニコニコマーク満載で、充実ぶりがうかがえます。そして、最後に「なんかうまく言えないけど、興農ファームの肉は真剣に作っていて、絶対ウソはない」と書かれていました。肉はほとんど食べない娘ですが、真剣に仕事をしている人達に出会えて心に大きな稔りをもって帰ってきました。 山崎直子