暮らしのあれこれ7 『食を身近なところへ取り戻そう』 その2

ささやかな家庭菜園 プランターでのハーブ栽培 手作り味噌、パン、漬物、ジャムetc
山菜採りにキノコ狩り。いろーんなことをしていますが、それ以上の事は、なかなかできません。だから、一歩踏み出して、農業を仕事にしてしまった人たちに、いつも尊敬とあこがれをいだいています。そんな素敵な皆さんの本を紹介します。


「農業という仕事 食と環境を守る」大江正章著 岩波ジュニア新書 780円
私の小学校時代、家業が農家の友人は、何人もいた。けれども、農業を継いでいる人は、ほんの一握り。日本の農業政策は本当に正しかったのだろうか・・・。
さて、そんな中、1990年以降、農業を仕事として選択する人が出てきたようです。しかも有機農業を。農業って、大変だけど、やっぱりやりがいがあるし、可能性だってある。いろんな実例や、データも示しながら書かれている。中学生、高校生向きのシリーズの一冊ですが、大人も充分な読み応え。


「つぶつぶ雑穀 おかず」
大谷ゆみこ著 1600円
「つぶつぶ雑穀 ごちそうごはん」大谷ゆみこ著 1500円 
つぶつぶとは、雑穀の事。雑穀で作るおいしいレシピ満載の料理本。
10年前、大谷さんのつぶつぶクッキングに出会った時は、目から鱗の連続。高きびのミートボール、粒そばのコロッケ、アワナゲット。色々作りました。今は、お手軽につぶつぶを玄米にまぜて、食べています。
著者の大谷さんは、東京と長野でつぶつぶカフェを運営。15年前から山形県小国町の「いのちのアトリエ」で、家族とともに当たり前の暮らしを実践中。


「中島デコのマクロビオティック ライステラスカフェ」中島デコ著 1700円
「大地からの贈り物レシピ」 中島デコ著 1400円

コプタ通信の「みちこの子育てなんちゃあない」でお馴染みの西堀路子さんのおすすめの料理本。レシピの間の美しい写真と元気なエッセイは単なる料理本とは、ひと味もふた味も違います。著者の中島デコさんは家族とともに、千葉県の緑豊かな地で田畑付き古民家スペース「ブラウンフィールド」で農業を実践。世界各国の若者を受け入れ様々なイベントを行っています。


「アリスファームの暮らしのレシピ 農的生活12ヶ月」 宇土巻子著 2200円
元祖、田舎暮らしのアリスファーム。現在は、北海道の赤井川村を拠点に豊かな暮らしを実践中。私は25年前同著者の「カントリーキッチン」(すでに絶版)を手がかりに、ベーコンや鱒の燻製を作りました。素人にもとても上手にできました。その頃は、燻製のテキストはこれ位しかありませんでした。今は、すごくたくさん出版されていますよね。
《山崎直子》

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