暮らしのあれこれ8 「新しい命のために」
2009年がスタートしたと思ったらもう2月です。2回連載をお休みさせていただきました。
この間に私の周りは、妊娠、出産ラッシュです。初産の人あり、二人目の人あり、三人目で余裕たっぷりの人もいます。2?ー3日前、Yちゃんの赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。久しぶりの新生児抱っこ。新しい命の誕生は、本当にうれしいものです。わが子を抱っこする新米の若いママYちゃん(二十歳!!)も穏やかで優しさにあふれて幸福そのものでした。さて、彼女から出産の為に入院した産婦人科の話しを聞いてちょっとびっくりしてしまいました。入院中の食事は病院専属のシェフが作ってくれ、病室はまるでホテルのスイートルームみたいで王女さまになった気分だったそうです。食べ物は人をしあわせにしますから産前産後、お母さんが不満なく安定して過ごせるのは良いことですが、ちょっとちがうぞ!!と思ってしまうのは私だけでしょうか?無機質な総合病院の病室や美味しくない食事はもちろんいやですが、ここまでくると本当に大事なことを見失ってしまいそうです。初めて子どもを授かったのを機に健康や食事に興味を持つ方も多いと思います。伝統的な一汁三菜を基本におうちご飯見直してください。家族の絆も深まり、将来いいことがいっぱいありますよ。 山?鋳シ子
●自然なお産献立ブック 岡本正子 1500円(税抜き)写真:下左
自宅出産した、管理栄養士さんが、自らの体験をもとに育ててきた和食中心、野菜たっぷりのレシピ集。
産前、産後の食生活や体づくりが赤ちゃんに大きく影響します。体にあった食べものは健康づくりにかかせません。体の健康だけでなく、健やかな心を育てるのも食事です。(本文より)
●食卓の力「くり返し」を楽しむ暮らし 山本ふみこ 1400円(税抜き)写真:下右
「食べ方は生き方」を実践している人の日常のエッセイ集。エッセイの間に簡単なレシピも紹介されていて、これがとてもよいのです。例えば、だし昆布のつくだ煮、風邪退治鍋
など、など。
●子どもレシピ じょうぶな子どもをつくる基本食 幕内秀夫 1500円(税抜き)写真:上左
●子どもこんだて じょうぶな子どもをつくる基本食 幕内秀夫 1500円(税抜き)写真:上右
どちらも すでにロングセラーの域に入りました。ごはん、みそ汁、漬物、お茶
シンプルでおいしい粗食をわかりやすい解説と写真でていねいに紹介しています。