暮らしのあれこれ28 ハイチ救済報告
百町森では、昨年5月より店頭のビニール製レジ袋を廃止しています。お客様には、買い物袋のご持参をお願いしております。
お忘れの方のためにリユース袋を用意していますが、それだけでなく、ドイツ・ディゼーニョ社の素敵な紙袋(有料)もございます。この紙袋の売上は、全額「ハイチ地震救援募金」として窓口のJBBY(IBBYの日本窓口)に送らせていただいております。今までの合計募金額は10,235円になりました。たくさんのご協力ありがとうございます。今後は店頭だけでなく通販でも有料袋の販売をしていきたいと思っています。さらなるご理解ご協力をお願いいたします。活動の報告がJBBYより届きましたので、ご紹介させていただきます。
ハイチでのIBBYの活動の様子
そもそもIBBYハイチは大地震の起きる前、2007年より母語であるクリオール語の児童書を普及させる運動を続けてきました。2008年にはIBBY―山田基金の助成を受けてJoyful Caravan というプロジェクトを実施。母語の本がない地域に本を届け、ストーリーテリングの訓練を受けたボランティアが地道な活動を続けていました。
ところがその翌年、大型ハリケーンが4度もハイチを襲いました。IBBYハイチは、嵐で家族や家を失った子どもたちのために、より大きな新しいプロジェクトを起案しました。本の力で立ち直りを図る「ブックセラピー」です。さらにその1年後、今度は大地震が数千の命を奪いました。皆様からいただいた募金はIBBYを通してハイチに送られ、瓦礫の中から集めたまだ使える本の再生やスタッフのトレーニングのために充てられ「ブックセラピープロジェクト」を支えています。現地のスタッフは子どもたちの不安を取り除くため本を持ってキャンプを回っています。
現在プロジェクトは効率的に進められ、他の組織とも協力体制をとりあっています。例えばFood for the Poorは、ブックセラピーの会場で子どもたちに軽食を提供してくれています。IBBYハイチ代表のジョスリンさんは「2009年のハリケーンでブックセラピーを経験した事で今回もっとも必要とされたとき、自分たちはすぐに実行に移せる準備ができていた。」とおっしゃいます。支援活動は継続しております。引き続きご理解、ご協力をお願いいたします。
(以上、JBBYの報告を要約させていただきました。)
JBBYのホームページには、写真付きで詳しく紹介されています。下の「関連ページ」からリンクしていますので、ぜひ一度ご覧下さい。