暮らしのあれこれ 31 シンプルな暮らし&ひがしにほんへ本を届けよう報告

5月末は百町森の決算。という訳で、昨日、一昨日は棚卸しでした。スタッフ全員で丸二日かけて商品の総点検です。私は、本のコーナー担当。ついでに、並べ方を変えたりして、本棚にかぜを通します。本棚のリセットです。棚の影にひっそりかくれていた本や、探していた本、懐かしい本。大変だけど、楽しい作業でもあります。

一日目の作業も終わりに近づき疲れも出てきた頃、以前よくお勧めしていた写真集の存在に作業の手が止まりました。
P1100179.JPG 『”シンプル”という贈りもの?アーミッシュの暮らしから』 23×25cm 126p 2800円(本体)
アーミッシュの人々の信仰に支えられたシンプルな暮らしぶりを伝える美しい本です。今回是非、皆様にお勧めしたくなりました。アーミッシュの人たちは電気も車もない生活を現代のアメリカで送っているのです。以前から私自身はなるべくシンプルな暮らしをしたいと思っていましたが、今回の震災以降その思いはなおさら強くなりました。

今回の地震、津波、原発事故以来本当に大事なことってなんだろう。何を信じて、何を拠り所に生きて、仕事をすればいいのだろうと、気がつくと考えています。日本全国の方がそうだろうと思います。

お客様にお勧めしたいおもちゃは、百町森でずっとお勧めしているようなシンプルなもの。本は永いこと読み継がれているもの。と時代を超えて愛されている普遍的なものへの思いが一層強まりました。被災地にお送りする本も、基本的な必ず出会って欲しい絵本、児童文学、にしたいと心から思っています。

さて、「ひがしにほんへ本を届けよう」の活動にはたくさんの方のご協力ありがとうございます。経過を報告させていただきます。

5/31現在
ご寄付いただいた本 約900冊
カンパ 25750円(現金) 6100円(切手)

お届け先は前回お知らせした通りです。現在、福島県いわき市の小学校にお届けすることが決まっています。今後は、東北の支援の拠点で本が充分ストックされ、整理が追いつかないことと、いずれのお届け先も仮住まいの為、置くところの問題、本棚がない、という現実があります。という訳で本の募集は現在ストップさせていただいております。今後、また必要であればお知らせいたします。
尚、カンパのみは引き続き受付しております。他の支援プロジェクトとも連絡を取り合いながら、責任をもって役立たせていただきます。

仙台の「こどもとあゆむネットワーク」さんが「本棚プロジェクト 被災地に本棚を贈ろう」をスタートさせました。よろしければ、直接こちらへの寄付をお願いいたします。http://www.ayumunet.jp/?page_id=304

百町森では今後も、皆様のご協力を得て、被災地への支援を続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。山崎直子

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