暮らしのあれこれ56 あれから3年 2011/4~2014/1のご報告その2
支援を通して、多くの方と出会いました。支援する人からされる人までの人の繋がりに助けられました。顔の見える支援だからこそ、みんなで力を合わせることができたのだと思います。
3.11の直後、なにか支援したいと日本中の人(世界の人も)が思いました。何をしたらいいのか考えていたとき「みんなおなじ空で ひがしにほんに本をとどけよう!」と活動を始めていたkodomiruの石丸さんに出会いました。
出会わせてくれたのは、百町森のお客様で静岡市在住のYさんでした。私にできることも本にかかわることだと思っていましたので、これは素敵なめぐり合わせでした。Yさんはこの活動の協力者の1人で、他にも百町森の会員さんで東北在住のAさんやWさん、同業の方や知り合いもたくさん協力していて、皆さんの行動力に刺激を受けました。さらに周りの人からも、「百町森で何か支援する予定があるのなら、是非協力したい」との心強い後押しをいただき、本を通しての支援が始まりました。
百町森からの本の送り先は、岩手県下閉伊郡山田町の9つの保育園にすぐに決まりました。これは、会員のKさん(岩手県花巻市在住)からの情報でした。山田町は図書館も保育園も役場も被害にあい、大変な状況でしたが、役場のSさんが保育園の住所をファックスして下さり、百町森からは2つの園、他の仲間から7つの園にお届けしました。このことは、石丸さん、Yさん、Aさん、Wさん、Kさん、Sさん、本を持ってきて下さった皆様と、百町森から山田町までの個々が繋がったからこそできたことでした。
また、被災地からの要望が伝わってくる事もありました。そのひとつは同じく下閉伊郡の大槌町からでした。津波で園舎ごと被害に遭われ、再建に向けて準備中の幼稚園のご父兄の方のご希望が友人を通して伝え伝わってきました。大槌町から百町森まで、繋がっている事がほんとにうれしかった出来事でした。
これからも人の繋がりを大切に続けていきたいと思います。
メルマガ読者の皆様 百町森の会員さん、お客さんにも被災された方、避難されている方…がいらっしゃると思います。日ごろ思っている事など、よろしかったらお便りくださるとうれしいです。
山崎直子