暮らしのあれこれ60 未来の福島こども基金&球美の里
百町森では、店頭での復興支援セールやお客様からのカンパをいくつかの団体に寄付させていただいていますが、その中のひとつに「未来の福島こども基金」があります。
この基金では現在、福島の子どもたちに保養をしてもらう為に、沖縄の球美の里へ大勢の子どもたちが保養に出かけるための援助をしています。
先日、基金よりお礼状が届き、その写真をよーく見ると、見慣れたおもちゃが写っていてびっくりしました。
デュシマ、キーナー、ジーナ…。
これはなんとこれらを輸入しているニキティキが創立40周年記念行事として贈ったものだったのです。
私が嬉しかったのは、ただ1回限りおもちゃを贈るという事ではなく、ニキティキでは今後もかかわり続けてくださるとのこと。これは大事ですね。
ニキティキからの報告をご紹介します。
沖縄の離島久米島に福島の子ども達のための保養所「球美の里」があります。
フォトジャーナリズム誌DAYS JAPANの主宰者で、報道カメラマンや社会運動家として様々な分野で活躍されている広河隆一氏が、福島の子どもの心身の保養の必要を強く感じ2012年に設立されたものです。
除染が済めばその地は安全とする国の考えとは異なる広河河氏の運動に現時点で国からの支援はなく、球美の里の運営費は、広河氏の運動に共鳴した多くの文化人や識者、DAYSの読者などの寄付金でまかなわれています。
元陶芸家の家を改造した「球美の里」の庭には、以前窯場だったピラミッド型の建造物があります。
2013年、広河氏はこの建造物(仮称ピラミッド館)をフリースペースとしてミニコンサートや空手教室などに使用したり、子どもが玩具で遊べる空間にする計画をたてました。
ニキティキは 創設40周年の記念行事の一つとして、このピラミッド館内の玩具や収納家具の設置を全面的に応援することにしました。
(中略)広河氏が他所から寄付などで届く玩具は、ピラミッド館に一切入れないことを約束して下さったので、ピラミッド館の玩具は、スタッフの皆さんの協力のもと、当初の構想とおり、きちんと管理され、子ども達の遊び相手として活躍しています。
ニキティキは微力ながら、今後もピラミッド館の玩具の補充や補修などの応援を続けて行きます。
沖縄「球美の里」で、それぞれの活動が繋がっていました。誇らしいです。