暮らしのあれこれ92 プラスチックゴミについて考えてみませんか?
私たちの生活の中で、今となっては、なくてはならない便利なプラスチック。スーパーの袋、ペットボトル、コンビニコーヒーのコップやストロー、ラップ等、使い捨てのプラスチック製品があふれています。
確かに使い捨ては楽チンです。しかし、今このプラスチックゴミによる海洋汚染が世界的に大きな問題となっています。海洋生物の体内から大量のプラスチックゴミが見つかっていることが社会の大きなニュースとなっていることはたびたびテレビでも報道されています。
その中でも、私は今回マイクロプラスチックと呼ばれる小さなプラスチックのことを知りました。TBSニュースによると、
プラスチック製品は、世界で年間3億トン以上が生産され、およそ800万トンが海に流出すると推定されている。海岸や海中で、紫外線、風、波の力で、大きな破片がだんだん小さくなっていき、5ミリ以下のマイクロプラスチックになる。例えば、コンビニなどでもらう1枚のレジ袋から、数千個のマイクロプラスチックができるという。大きさが1ミリ以下から非常に細かくなり、その数は、どんどん増えていく。
とのことです。これは、もうリサイクルとかリユースなんて言ってる場合じゃありません。最初から使わない選択「リデュース」の努力が必要です。まずは、使い捨てのプラスチック製品を使わないことから始めませんか?
私も自分の生活を振り返ってみました。私が実践しているのは
- ペットボトルでなく、マイボトル(水筒)やマイカップ
- マイバッグ持参で、レジ袋を断る。
- 固形石けん使用
もっと、自分にできることはないかと、先日コンビニにマイボトル持参でコーヒーを買いに行きました。ところがコンビニのコーヒー販売はマイボトルを想定していない為、なかなか困難でした。
冷たい飲み物は最初からプラスチックのコップに氷が入っている為ダメです。温かいコーヒーは何とか買えましたが、ボトルのサイズがぎりぎりでした。そして、店員さんに説明するのが一番大変でした。コンビニの本部に働きかけなければ機能しないことも解りました。みんながコンビニでマイボトル持参でコーヒーを買ったのなら、だいぶプラスチックゴミも減るのになぁと思いました。
今後は、便利優先ではなく、不便を受け入れる位の心構えで生活できたらと思います。
さて、百町森では、20年位前から、「袋は必要ですか?」とお客様に伺ってきました。徐々にマイバッグ持参の方も増え、皆様の意識も高まってきた中、2010年5月からはレジ袋を廃止しました。8年が経過した現在、店頭ではすっかり定着し、忘れた方のために不要の紙袋を提供してくださる方もいて何とかレジ袋無しでやっています。
夏休み、子どもたちと一緒に考えてみませんか?
おすすめの一冊は
「新・子どもたちが地球を救う50の方法」(地球を救う50の方法制作委員会著/スギヤマカナヨ絵) 1,300円(税抜)
以下はグリーンピースが作った短い動画です。