暮らしのあれこれ95 マイクロプラスチックって何?
世界的に大きな問題になっているプラスチックごみ。プラスチックは安くて便利ですが処理にもリサイクルにも莫大なお金がかかります。そして、プラスチックには様々な化学物質が添加されているため、焼却や、リサイクル、散乱に伴い有害化学物質の発生が懸念されます。マイクロプラスチックはもっと深刻です。
先日「マイクロプラスチック」について理解を深めたくて、勉強会に参加して、栗岡理子さんの最新情報をたくさんのショックを受けながら聞いてきました。
マイクロプラスチックとは5ミリ以下のプラスチックのことです。その中で、もともと5ミリ以下に作られたプラスチック(プラスチック原料の小粒レジンペレットや歯磨き粉などに使われていたマイクロビーズなど)を一次マイクロプラスチック、大きな製品だったものが、波や紫外線、生物により破片化したものや、合成繊維のくず(洗濯や食器洗い、掃除などの際に生活排水から流れ出るものなど)を二次マイクロプラスチックと呼びます。
どちらも海へ流れ出て、砂や海底に混じったり、海面に浮いて生物が食べてしまったりと深刻な問題となっています。マイクロプラスチックをプランクトンが食べ、そのプランクトンを魚が食べ、それを人間が食べるという食物連鎖の中で、確実に人間の口にも入ります。それどころかマイクロプラスチックを食べたプランクトンが死んでしまうことがあるようで食物連鎖自体が破壊されてしまいます。
もはや、プラスチックは使えない!というところまで来てしまった感じがします。でも現実的にはそれはとても無理ですよね。それでも個人でできることはたくさんあります。まずは使い捨てをやめることからだと思います。それぞれのライフスタイルの中で模索してください。私が実践していることは
- マイバッグ持参でレジ袋を断る。(百町森ではレジ袋を用意していません)
- マイボトル持参でペットボトルは買わない。
ハワイ旅行から帰ってきた方の話によると、ビニール製のレジ袋は見かけず、紙製に変わっていたそうです。そして、それは有料だったとのことです。日本も是非、見習って欲しいと思います。
さらにこれからの目標は容器持参でケーキや惣菜を購入することや、メラミン樹脂のスポンジを止めること、なるべく化学繊維の衣類を買わない。などです。
ラップの代わりになるものあるようなので試してみたいと思います。海塩にもマイクロプラスチックが混入しているとのこと、取り除くことは可能なことでしょうか?皆さんのアイデアも教えていただけたらうれしいです。
いいね Vol.39 さよならプラスチック生活
これ一冊で、今のプラスチックの問題が全てわかります。ぜひ読んでください。