かたばみ

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この本は今年の「かがくのとも」4月号多田多恵子文/広野多珂子絵『ハートのはっぱ かたばみ』(410円)です。私はこの本を見つけた時すごーく嬉しくなりました。


私は町中で生まれ育ったので、「自然」に対してコンプレックスを持っているのですが、でも、この「かたばみ」という植物にだけはすごーく親しみをもっているのです。子どもの頃、こいつで「相撲」と称した遊びを本当によくしたのです。でも、名前を知ったのは子どもが2?3歳の時よく散歩に連れて行った頃、『野の草花』などの科学絵本を携えて持って行ったのですが、そういう中で知りました。科学の本って大事ですねぇ。


その時も感動したのですが、今回のこの絵本にはもっと感動しました。「かたばみ」の事が大変詳しく描かれているからです。私はこの本が気にいって読み聞かせにもしばしば使っていますが、でも、三つだけ不満が有ります。先ず一つは「クローバーと違う」という事を明確に書いて欲しい。勘違いしてしまう子が(大人も)いるからです。二つ目は私がさんざん子どもの時にした遊びが書かれていないという事です。茎?の部分を葉っぱに近いところからひねって抜くと中からスジの様な物が垂れ下がるのですが、根っこの方を持って、もう一人同じものを作り持って、葉っぱの所を絡ませて、二人で引っ張り合います。楽しいですょ。皆さん是非やってみて下さい。そして三つ目は場所によって凄く大きくなるって事も記述して欲しいという事。種類が違うのかと思っている人がいるからです。私も正確には今もって知りません。ハードカバーには是非して欲しいけど、この三つの事つけ加えて欲しいです。作者がこのブログ見てくれる事を願っています。(柿田)

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