2009年4月に書かれたブログ

どちらも子どもに絵本を読む機会のある方にお勧めの本です。

『えほんのせかいこどものせかい』(本体1300円)は家庭で子どもに絵本を読んでやろうという人だけでなく、園や学校に読み聞かせに行こうと思っている方(もうすでに行っている方や先生にも)の必読書でもあると思います。実際そういう事にかなりのページを割いています。読み聞かせの仲間がいたら、勉強会のテキストとして使って頂きたい。大事なことが沢山書かれています。

例えば「満二十五歳以上の絵本を読みましょう」という話がでて来ますが、これは百町森がロングセラーの絵本を中心に置いていることと共通しています。子どもに何を読んでやろうかと迷ったら「先ずは古典と目される絵本を選び、それを続けていくうちに良いものをかぎわける能力を育てて欲しい」ということですね。

『サンタクロースの部屋?子どもと本をめぐって?』(本体1500円)も子どもの本に関わる全ての人に読んで欲しい本です。そもそも「サンタクロースの部屋」とは何か? 

幼い日に、サンタクロースを信じることは大切です。心の中にサンタクロースを収容する空間をつくり上げた子は、やがてサンタクロースが出ていってしまっても、ファンタジーを受け入れるその空間だけは残るからです。(序文より)

この2冊の本は、松岡享子という人がいかに子どもと子どもの本に純粋に、あるいは真剣に、また情熱的に関わって来たかが分かる本だと言えます。

松岡享子先生のお考えと百町森の子ども本に関しての理念はほぼ同じです。というか、こういう大先輩の影響の元に今の百町森があると言える訳ですね。実際、こんなに内容の濃い本が30年前に出ていたことに驚くばかりです。子育てを機に絵本の世界に入り込んで来た方々にも、是非読んで頂きたい2冊です。

プステフィックスのシャボン玉

温かい季節になりました。子連れで遠出する方にお勧めは、なんと言ってもシャボン玉。最高の気分転換になりますよ。このドイツプステフィックス社は戦前からあるシャボン玉メーカーです。とにかくよく出ることと、安全なことで有名です。今なら百町森の店頭で(写真)どれも試してみる事が出来ますよ。

お話に挑戦してみませんか?

お話をしてみようという方にお勧めの本です。上の2冊はレクチャーブック・お話し入門シリーズ4「よい語りー話すこと?」と5「お話しの実際ー話すこと?」各本体600円、下(手前)はたのしいお話シリーズ『お話しを語る』本体1500円(上記2冊+〈おぼえること〉本体340円を収録)と『お話しを子どもに』本体1300円(〈お話しとは〉本体400円と〈選ぶこと〉本体400円を収録)、これらの本はお話しを習おうとする人たちの必読書です。私たち(柿田&直子)は東京子ども図書館のお話し講習会に2年通ってお話しのレクチャーを受けましたが、その時のテキストでした。著者は東京子ども図書館理事長の松岡享子先生、今年松岡先生は百町森の保育セミナーに来てくださいます。
『』はハードカバーの本、「」〈〉はペーパーバックです。〈〉はてのひらサイズのペーパーバックで、写真に写っていません .

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