読み聞かせに向いている絵本 6         『かいじゅうたちのいるところ』

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新年に公開上映される実写の映画の原作絵本を紹介します。
モーリス・センダック作・絵、神宮照夫訳『かいじゅうたちのいるところ』。
センダックは人の暗部にも光を当てて絵本を描いています。この絵本では子供の内面に住むかいじゅう(荒ぶるもの)をテーマにしています。子供が持っている内面的な不安や葛藤との戦いを、ファンタジーの中で成し遂げることで解消し、現実に戻った時に子供の心が成長するということを、たった一冊のこの絵本で表現しています。

私はこの絵本を、実は子供たちにではなく、大人の前で何十回も読み聞かせをしています。子供の内面を知るのにこんなに素晴らしい本はないと思うからです。
3歳位の子供の中には本当に恐がる子がいますから、どうぞ読む際にはお気を付け下さい。

内容やについては百町森ホームページに詳しいのでそちらををご覧下さい。
https://www.hyakuchomori.co.jp/book/author/sendak/book/ISBN457200215.html

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