読み聞かせに向いている絵本 13 『はるですはるのおおそうじ』
この季節どうしても取り上げたい絵本は『はるです はるのおおそうじ』です。こいでたん文 こいでやすこ絵
これは<三びきのねずみ>シリーズ四部作の一冊。赤い屋根の小さな家に住んでいるお馴染みほのぼおっとりの三びきねずみ、中でもおっとりが行き過ぎているのは、赤いマフラーを首にまいたねずみくん、掃除するために庭に一旦運び出した家財道具を、通り掛かりの動物に次から次へと上げてしまうのです。リスの親子にはカーテンを、ウサギの二人連れには鳩時計を、キツネのおばあさんには揺り椅子をタヌキの一家にはテーブルへと椅子のセットを…。
そこへアライグマがやって来て、三びきのねずみが住んでいる赤い屋根の家が素敵だなんて言うのです。例によって赤いマフラーのおっとりねずみが家まであげると言いかねないので他のねずみが慌てて口をふさぎます。
さて、結末はというと、これがまた素敵な終わり方なんですね。本当にウキウキほのぼのしてしまいます。
絵は細かいので遠目は効きません。あまり大人数の集団の前では向きません。4歳位〜
- はるですはるのおおそうじ/こいでたん
- 900円+税(10%税込990円)