'09年に出た本で印象に残ったもの その6

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『大きな大きな船』
長谷川集平/作・絵

 「父さんに母さん役までやってほしいと思わない」というぼく。どうやら母とは死別したばかりか?? 父も船乗りでいないことが多いのだろう。慣れない父子の物語が綴られる。集平ファンならおわかりだろうが、この絵本も、説明的でない文章の行間に文学があり音楽がある。そして全体に温かいメッセージを感じないではいられない。
本体価格1200円 10歳〜

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