茨木のり子
詩人茨木のり子が亡くなって4年、にもかかわらず今じわりじわりと茨木のり子がブームになって来ている気がします。
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
ではじまる「自分の感受性くらい」と
もはや
できあいの思想にはよりかかりたくない
ではじまる「倚りかからず」が最も有名な詩ですが、それが収録されている単行本は『自分の感受性くらい』1995円本体と『倚りかからず』1890円本体です。この2冊の本は装丁が美しく、持っている価値があります。
茨木のり子集全3巻もおすすめです。(写真は我が家の蔵書です。)