読み聞かせに向いている絵本 20 『子うさぎましろのお話』
クリスマス絵本というと、やはり翻訳ものに名作が多いのですが、この『子うさぎましろのお話』は日本人作家の絵本でありながら、正真正銘の名作と言えるでしょう。
佐佐木たづ作 三好碩也絵 本体価格1000円
クリスマスの日、子うさぎましろはサンタから2度クリスマスプレゼントをもらおうとして、炭をこすりつけて黒うさぎになりすまします。でも、サンタのおじさんはちゃんとお見通し。ましろは悪いことをしたと反省し、サンタの手伝いをします。
人間の心の弱さを見事に物語に表現した作者に拍手をしたくなる、クリスマスのメッセージにふさわしい温かーい話です。日本人の心をゆさぶります。小学校2・3年生〜