読み聞かせに向いている絵本 26 『かえるをのんだととさん』
もうすぐ節分、この時読んでやりたい絵本は『かえるをのんだととさん』です。
日野十成再話 斉藤隆夫絵 本体840円+税
これは日本の昔話で「だんだんのみ」という名でも知られています。
一度読んだら忘れられない笑い話です。
あらすじ
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ととさん(父さん)は腹が痛くなり、お寺の和尚さんの所に行く。
和尚さんは、それは腹に虫がいるせいだから、蛙を飲めという。
ととさん、腹痛はなおったが、蛙が歩くので気持ちが悪い。
和尚さん、じゃあ蛇を飲めと言う。
ととさん、今度は気味が悪い。
じゃあ雉を飲めと、和尚さん。
でも羽根をばたばたさせるのでうるさい。
じゃあ、猟師を飲め!
蓑のの先が腹に刺さる。
じゃあ鬼を飲め!
鬼の角が腹に刺さる。
そこで和尚さん、ととさんの口に「鬼はー外」と言って豆を投げ入れた。
鬼は「助けてくれえ」と言って尻の穴から飛び出していったって。
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これは途中から子どもがナンセンスさに気がついて笑い始めるので、その時は上手く間を取ります。
ラスト3開きは一気に読まなくてはいけない、大事なところです。
集団の前で読む時は、かまないようにさらっておきましょう。
流れの中にあり得ない話を真実にしてしまう雰囲気を持たせます。
3・4歳〜