地震、大津波、原発、放射能のことと、      子どもの心のケアのこと

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 このたびのM9の東北地方太平洋沖地震とその直後の大津波では大勢の方が被災し、亡くなられた方、まだ行方の分からない方の多さに驚くばかりです。
  一瞬にして消えた町の映像、やっと生き延びた人たちが声を揃えて生活物資の不足を訴える姿には本当に胸が痛みます。
 また、その後起きた福島原発の事故で避難を余儀なくされた方々とともに、心よりお見舞い申し上げます。
 ただし、原発事故については天災ではすまされません。いつ「メルトダウン」が起こるのか。私も含め大勢の人が今不安と怒りを覚えています。
 巨大地震が来ると言われている静岡には浜岡原発があります。私はこの原発を止めて欲しいという裁判の原告の一人ですが、原発が安全だと言ってきた人は、福島の事故にどう責任をとるのでしょうか。
 「今年の新茶からはもう輸出が出来ない。」と静岡茶の海外普及を手がけてきた方は嘆いています。ヨーロッパやアメリカからすれば、日本は小さな島国、全ての農産物は汚染されたと思っているというのです。
 150万人が死亡したとされるチェルノブイリの原発事故が起きた1986年の翌年、一主婦の方が書いた『まだ、まにあうのなら』(本体300円+税)はベストセラーとなり、日本全国で原発をDVC00108.jpg止めようという運動が起こりました。今この本はもう一度読む価値があると言えます。(写真上左、百町森で販売しています。)
 また、静岡の主婦たち(「健やかな命のための生活講座」編集・発行 プラムフィールド協力)が作った『子どもたちの未来へ 放射能から身を守る…』という冊子(この冊子は絶版ですが、下記のホームページに全ページ見ることができます。)には放射能のこと、事故がおきてしまったらどうしたらいいか、ヨウ素剤とは、…など、こんな状況ですぐ役に立つ今知りたいことがイラスト入りで載っています。子どもや妊婦、これから子どもを生もうという若い女性は放射能に対し特に身を守る必要があります。

 プラムフィールドのホームページ「健やかな命のための生活講座」にも放射能について役立つ情報があります。  また、テレビなどで放映される今回の大津波での被災の情報を子どものメンタルな観点から見せるべきではないという話をされている方がいます。それは静岡県立静岡子ども病院医学図書室司書の塚田薫子さんですが、百町森のお客さんにとって非常に大切な情報だと思いますので、許可を得てリンクをさせてもらいました。(学校図書館を考える会・静岡のページから心のケアこども版に進んだところ)

〈特に原発事故やマスコミ報道で思うこと〉
本当に大事なことで、マスコミの報道では言えないことがある事を皆さん知っていますか?
原発推進派はすでに義勇談や美談を持ち込んで本質を隠し始めました。
今こそ原発に頼らない経済社会を模索しなければならないはずです。
豊かさとは何なのか、問い直す機会です。
義援金や支援物資を送ること、ボランティア支援…、みんな確かに大切ですが、政府・行政・原発推進派の政治家・それを支持する人…にプロテスト(抗議)することも忘れないで下さい。マスコミに呑み込まれないで下さい。
私も現代社会の便利さを享受している一人ですから、偉そうにばかりは言えません。でも友達や知り合いとこういう話題で会話をしたり、地味ですが心の中で戦いの炎を燃やし続けていくことが大切だと思います。

今回の大災害の犠牲になられた方、家族を亡くされた方々に心からお悔やみ申し上げます。
 
 




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