2011年6月に書かれたブログ

読み聞かせに向いている絵本　35　　　　　　　　『こっこさんとあめふり』

柿田 (2011年6月30日 10:33)

今年の梅雨は早く始まったと思ったら、もうまるで真夏のように暑くなってしまいました。

でも、まだ梅雨明け宣言は出ていない様なので、もう１冊雨の絵本を紹介させて下さい。

『こっこさんとあめふり』片山健作・絵　本体743円＋税

〈あらすじ〉
こっこさんは小さな女の子、毎日雨降りでつまらない。
そこでこっこさんはてるてる坊主を作り吊すのですが、次の日も雨が降っています。
そこでこっこさん、今度は手紙を書いててるてる坊主の中に入れます。でも…。
何日かめげずに工夫をしててるてる坊主を吊した結果、ついに天気になるのですが、これが本当にぴかぴかの晴れの絵で感動的、読んでもらう子も、心が晴れ晴れすることでしょう。

この絵本、こっこさんシリーズのひとつですが、暗い感じの絵がその特徴とも言えます。でも、それがいいんですよ、味があって。片山健さんの絵本はちょっと陰がある感じがよいのですね。そういう中にあって『−あめふり』だけちょっと明るい。こっこさんのひたむきな感じがいいですね。２〜５歳位の子に読んであげたいですね。

ジョン・ビリングさんをお招きして

柿田 (2011年6月27日 20:01)

昨日と今日、ライアー奏者ジョン・ビリングさんに来ていただき、ワークショップ（写真下）、コンサート（写真上から３番目、鈴木さんと）、レッスン（写真上から２番目）など、色々な切り口で参加者にライアーに親しんでもらいました。

昨晩はジョンさんには我が家に泊まって頂き親交も深め、私には充実の２日間となりました。

指の使い方などの細かい所より、演奏を楽しむということに主眼をおいた、ユーモアを交えてのレッスンは、私も参加者になりましたが（全部で１２人）、非常に気持ちのいい体験でした。みんないい顔してますね。
この後の幼児とその親向けミニコンサートには私たちもなんと出演者になったんですよ。

夜のコンサートでは、ジョンさんの演奏が参加者が心にしみ込んでいってるなと感じました。その証拠に一曲ごと演奏が終わっても、しばらくしーんと静かなのです。

そして、今日のヲークショップ、２日間私はジョンさんの穏やかさにぞっこんでしたが、今日のワークとその後のミニコンサートはその極みだったのではと思いました。
最後に演奏した、自身の作曲した「言葉のないラヴソング」で使うハーモニクスにもしびれました。

最高の二日間を、ジョンさん、参加者の皆さん、お手伝いに東京から来てくれた関係者の方々、本当にありがとうございます。

幼稚園の保護者対象ゲーム大会

柿田 (2011年6月24日 08:43)

県東部にある原町幼稚園では、子どもがコンピューターゲーム漬けにならない予防策として、アナログゲームを推奨しています。
保護者に先ずこうしたゲームの豊富な種類や内容を知ってもらうために、こんなゲーム大会を毎年開いているのです。
百町森は昨日これのお手伝いをして来ました。
手前は新作ゲームの「コブタの体操ゲーム」2205円をやっているところ。

キュービクスってすごい！

柿田 (2011年6月19日 19:11)

会員さまより素晴らしい写真とお手紙が送られてきました。

「以前、アドバイスしていただき、（4歳の娘の誕生日に）キュービックスを贈りました。特殊な形の積み木なので「遊び方がわからない」と言われるのでは？
と少し心配していましたが、そんな心配は無用でした！
娘は箱を開けたらまず「きれい！」と言い、バラバラにして形を色々とみながら無心に積み始めたのです。
それはそれは夢中でした。
想像していた以上だったので私の方が感動してしまい、出来上がった形を「みてみて！」と言って見せてくれる度に写真を撮りました（笑）
４才の娘だけでなく、1才の下の子も夢中で遊びます。
（その子も得意げに見せてきます）
何も考えなくてもピタリピタリとはまり、出来上がったものもなんだかすごいものっていうのが楽しいみたいです。
毎日「すごいね！」を連発しています。
本当に良い買い物ができました。

ありがとうございました。

〈写真の解説〉
記念すべき一番最初の作品は娘が『おはな！』と名付けていました。ちゃんと撮る方向も指定してきます（笑）

出来上がる度に名前を付けるのでおもしろいです。
（他の積み木で遊んでいる時はあんまりそんなことをしなかったので・・・）

下の子は、お姉ちゃんが幼稚園に行くと引っ張りだして来て遊びます。
「え、その角度で大丈夫？？」と思っても積めるのですね。
そしてとっても得意げです。
小さい子でも遊びやすいと思いました。
なんと言っても変わったあの形に興味津々です。

下の子は双子なのでよく取り合いになるのでもうひとセットくらい欲しくなります＾＾；
アングーラも欲しいし・・・（私が）
その時はまたお世話になると思いますがよろしくお願いいたします。

徳田」


本当に素敵なお手紙と写真ありがとうございます。

プレジデントBabyに載りました

柿田 (2011年6月15日 11:54)

今日発売の『プレジデントBaby』Vol.3にままごとやお世話遊びについての記事が載っています。

全部で4ページの記事は百町森のプレイオンで撮影、私がいろいろアドバイスしているという構成です。
大変よくまとめられています。参考になりますよ。

写真をクリックすると大きくなります。

780円税込み

ごたごた荘

柿田 (2011年6月12日 11:27)

ごたごた荘というのは我が家でやっている文庫（私設図書館）の名です。

今月と来月は第二と第四日曜日開いています。

ヨロコビという名の薔薇

柿田 (2011年6月12日 11:24)

この間から咲き始めたばら

名前がいいですね。

会津若松へ行ってきました

柿田 (2011年6月 9日 11:04)

先日、福島県の会津若松にあるどんぐり山保育園（大変いい保育園でした）に保育士向けと保護者向けの講演を頼まれたので行って来ました。

その帰り、会津若松の観光が壊滅的に悪いというニュースをよく聞いていたので、一人で観光をし、ちょっとばかりお金も落として来ました。


上は人力車ふうのベンチに老夫婦が会話しているところ。

下はつるが城。

白い庭

柿田 (2011年6月 1日 18:38)

我が家の庭です。

今朝の雨上がりは水滴が付いていて大変美しかった。


上から

ガウラ
ちょうど蜂がやって来ました。

ピーマン

百合

バジル

ジャスミン

いちご

レモン

アリッサム


































えごの木

白ばら（アイスバーグ）

同咲いたところ

そこに
モンシロチョウがやって来ました。













ヘリクリサム

白の西洋シャクナゲ

やまぼうしの花

セダム　パリダム（万年草）

一番下は何でしょう？

みんな白ですね。

ジョン・ビリングさんに会いに行きました。

柿田 (2011年6月 1日 18:21)

5月27日私は東久留米市のしおん保育園を訪ね、ジョン・ビリングさんのライアーの演奏を聴いて来ました。

写真は保育園内のチャペルホールです。二回に分けて、30分ずつ、同じようなプログラムで演奏されました。

スコットランド、アイルランド、ウェールズの民謡やＣＤでも聴ける彼自身の作曲したプレリュード、言葉のないラブレターなどを弾いてくれました。

うっとり、いい気持ちになりました。
6月26日27日の百町森でやるコンサートがいよいよ待ち遠しいです。

読み聞かせに向いている絵本　34　　　　　　　　　『かさ』

柿田 (2011年6月 1日 17:51)

　前回に続き、雨の日に読んでやりたい絵本です。と言ってもこれも文字なし絵本ですから見せると言うべきか、でも子どもは絵を読みますから、やっぱり読んでやるでよいのでしょう。
　太田大八作・絵『かさ』本体1100円+税

〈あらすじ〉
　赤い傘をさした女の子が雨の中一人でどこかに出かけていきます。
　途中池のカモを見つけたり、友達に合ったり、歩道橋をわたり、ドーナッツ屋さんやデパートの前を通り、そうか駅にお父さんを迎えに行ったのか。そう言えばもう一本黒い傘を持っていました。
　帰りはドーナッツ買ってもらいました。

　この絵本、私の子供の時の体験とダブり、何とも切なくなります。と言うのは、私は雨が降った日、母を迎えに駅に傘持って行ったのですが、駅の入り口のところで待っていたので、母をうまく見つけられなかったのです。しぶしぶ帰る先にやっと母を見つけた時は、もう家のそばでした。でも母は私に「ありがとう」って言ってくれました。思い出すと涙がでます。
　子供と会話しながら読む（見る）といいと思います。小学生〜

読み聞かせに向いている絵本　33　　　　　　　　　『雨、あめ』

柿田 (2011年6月 1日 17:24)

　今年の梅雨入りは早いですね。
雨はなんともうっとうしいんだけど、その雨をすっかり楽しんじゃう女の子と男の子の姉弟が主人公の楽しい楽しい文字なし絵本知ってますか？
　ピーター・スピア作絵『雨、あめ』本体1400円+税です。

〈あらすじ〉
　二人が庭で遊んでいたら、雨が降って来ました。二人はレインコートを羽織り、長靴を履き、傘は一本だけ持って、雨の中を出かけて行きます。
　お母さんも止める気配はありません。雨の中でしかできない遊び−傘を逆さにして雨樋の水を受け止めたり、雨の中でしかない発見−クモの巣のきれいに並んだ水滴を見たり、たくさんこの絵本には出てきます。

　この絵本「雨の日の楽しみ方」ってな副題付けてもいいかも。雨でも気持ちは晴れ晴れする絵本です。5歳〜
　

読み聞かせに向いている絵本　32　　　　　　　　『おでかけのまえに』

柿田 (2011年6月 1日 16:34)

　前回にも筒井頼子、林明子のペア作品を取り上げたばかりですが、今回も二人の共作『おでかけのまえに』本体800円+税です。

〈あらすじ〉
　主人公のあやこちゃんは4歳くらいでしょうか。この日は晴れたのでピクニックに行くことになっていたようです。
　お弁当のおにぎりをつめてあげたのですが、ぐちゃぐちゃです。
　お父さんのバッグを締めてあげようとしたら、逆に中からいっぱい物が出てきてしまいました。
　やっと出かけるとなって、勇んで外に出たら転んで服を汚してしまいました。
　
小さな頃ってこんな失敗の連続ですよね。
　親はあやこちゃんを根気よく見守っています。
　
　この絵本、幼児の時によく読んでもらって、小学生になっても大好きで自分で読み返すという子がいます。気持ちわかりますね。

　先日、JBBYの会合で念願かなって林明子さんにお会いできました。嬉しかった！