読み聞かせに向いている絵本 35        『こっこさんとあめふり』

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今年の梅雨は早く始まったと思ったら、もうまるで真夏のように暑くなってしまいました。

でも、まだ梅雨明け宣言は出ていない様なので、もう1冊雨の絵本を紹介させて下さい。

『こっこさんとあめふり』片山健作・絵 本体743円+税

〈あらすじ〉
こっこさんは小さな女の子、毎日雨降りでつまらない。
そこでこっこさんはてるてる坊主を作り吊すのですが、次の日も雨が降っています。
そこでこっこさん、今度は手紙を書いててるてる坊主の中に入れます。でも…。
何日かめげずに工夫をしててるてる坊主を吊した結果、ついに天気になるのですが、これが本当にぴかぴかの晴れの絵で感動的、読んでもらう子も、心が晴れ晴れすることでしょう。

この絵本、こっこさんシリーズのひとつですが、暗い感じの絵がその特徴とも言えます。でも、それがいいんですよ、味があって。片山健さんの絵本はちょっと陰がある感じがよいのですね。そういう中にあって『−あめふり』だけちょっと明るい。こっこさんのひたむきな感じがいいですね。2〜5歳位の子に読んであげたいですね。

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