2011年8月に書かれたブログ

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ブルーベリーと言えば、もう一冊忘れてならない絵本があります。
それがこれ
『サリーのこけももつみ』
ロバート・マックロスキー文・絵
石井桃子訳 本体1700円+税
この写真もブルーベリーの木の前で撮りました。

日本語の訳はこけももといしてますが、実はブルーベリーのことなんですね。35年前に岩波子どもの本のシリーズで出した時、訳者の石井桃子が、日本人に馴染みのないブルーベリーをこけももと置き変えたのです。昔お猿のジョージシリーズでスパゲッティーがうどんだったように。はたまた、カニグスバーグの『ベーグルパンチーム…』が『ロールパンチーム…』だったように。今ではブルーベリーよりこけももの方が馴染みがないくらいですが…。とはいえ、私、このタイトルは変えて欲しくないですが…。

〈あらすじ〉
ジャムにするため、小さな女の子サリーは、お母さんと山にブルーベリーを摘みに行きます。でもサリーは摘んでは食べ、摘んでは食べするので、なかなかバケツにブルーベリーがたまりません。そして、お母さんを必死に追いかけ山登りをして行く様が大変愛らしい! 
さて、山の反対側では、長い冬のため、お腹いっぱいにしようと、クマの親子もブルーベリーを食べながら、同じように山を登っていたのです。そして、仔グマも誰かさんと同じようにしばしばお母さんと離れてしまいます。
いつのまにかサリーはクマの母さんを、仔グマはサリーの母さんを追いかけていたのです。

本当にこのマックロスキーという人はストーリーを作る天才だとしか言いようがありません。のんびりと微笑ましくも、クライマックスではちゃんとハラハラ、ドキドキさせてくれます。
絵はしっかりと何もかもごまかす事なく描いています。
それでいてこの絵本、山のすがすがしい空気を運んで来るのが不思議です。

うまい!お見事!脱帽!

5歳〜 小学生にも

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ブルーベリーの木をバックに撮ったこの写真は、スウェーデンを代表する絵本作家エルサ・ベスコフによる、はたまた代表作絵本と言っていいだろう
『ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん』小野寺百合子訳本体1300円+税
です。

ちょうど我が家の庭でブルーベリーを収穫したので、この絵本を紹介したくなりました。

〈あらすじ〉
お母さんの誕生日の贈り物にしようと、男の子プッテはブルーベリーを探しに森へ行く。でも、どこにブルーベリーの実があるのかわからず泣いていると、小人のブルーベリーの王さまが現れ、プッテも魔法で小人に変えられ、いっしょにブルーベリーのある場所に行く。着いた所は青いりんごがなっていると思ったら、それがブルーベリーだった。ブルーベリーの子供達といっしょに実を摘んだあとは、ヨットに乗ったり、ねずみにまたがりかけっこしたり…。
こけもも母さんと五人の女の子も登場、こけもももごちそうになる。
気がつくと、二つの籠にはブルーベリーとこけももがいっぱいになり、夢じゃないんだとわかる。プレゼントも出来て、それをお母さんも大変喜んでくれた。

魔法で小さくなってしまったプッテというところが、たまらなく子ども心を惹きつける。こういう妄想って、子どものころよくしましたよね。
ゆったりとした時間の流れの中にもドラマがしっかりとあり、大変に魅力的な絵本です。
まだ現実とファンタジーが完全に切り離されていない子ども時代に、そういう世界を大切にしてやりたいと願う大人なら、ベスコフの絵本を是非とも読んでやって下さい。
(その世界がなぜ大切なのかわからない方は、先ず松岡享子著『サンタクロースの部屋』を読んでみて下さい。)
4歳〜 小学生にも

'10年に出た印象に残った本

2010年に出版された本の中から、印象に残った本を柿田が紹介します。

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地球と言えば、今は誰もが丸いって思っている訳だけど、それってどうしてわかるの?何を根拠にそう思っているの?
地球を本当に見たことのある宇宙飛行士ならいざ知らず、みんな騙されているのかも。みんながそうだと言っているからそうだと言っているにに過ぎないのかもしれない。

ボブ・ディランと言えば、フォークやロックの神さまとたたえられているシンガー・ソング・ライターだ。
私は小・中・高と洋楽を聴いていたのだが、ディランの歌が本当によくラジオから流れていた事を思い出す。反戦の歌詞であるとよく解説者が言っていたが、そう、あの時代はベトナム戦争の頃だった。
そのディランが息子のためにこんな詩を書いていたのかっていうのが、この絵本を最初に手に取った時の印象だ。

’85年にかがくのともとして出た時でさえ、もうこんな店知ってる人は少ないだろうなって思った。でもまだ、当時は作者の住んでいた街には実在していたらしい。
あれから四半世紀以上たった今、こんな店にまずお目に掛かる事はなくなった。
だがスーパーやコンビニや量販店にはこの楽しさがない。さびしいね。

絵を描いたのはイタリア・フィレンツェ在住の絵本画家。『ピノキオの冒険』『くるみ割り人形』などでしられている。
この画家の絵は隅々までリアルに緻密に描いていく作風で、一体一枚の絵にどれほど時間をかけて入るのかとそれだけで感動してしまう。
この画家がこんど手がけたのは家を主人公にした壮大な物語だ。

『しごとば』という絵本は’09年に印象に残った本としてすでに取り上げたが、’10年に続が、’11年には続々が出て、ますます充実しているので、再びここで取り上げた。
作者鈴木のりたけさんは今絶好調って感じだ。

イギリスのオーピー夫妻が集めたわらべ歌(マザーグースとして知られている)の中の特に「これはおうこくのかぎ」など積み上げ歌のすきだったという作者が、そういう絵本にしたいと考えて出来た絵本だと、あとがきにある。
マザーグースといえばこの人というひとが訳している。

色づく庭

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今朝、我が家のブルーベリーを収穫、しばらく前から少しずつ採っていましたが、今日は一番多くボウル一杯採れました.






トウガラシ、







赤ピーマン、






黄ピーマン
もなっています。





ジーナ作品だけで積み木ショー

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今日はジーナ社(ドイツ)の積み木だけで積み木ショーをしました。
というのは、今月末から相沢はジーナ社20周年のパーティーに招待されているため、その時もやろうとしている積み木ショーの練習をかねているというわけです。IMG_1220.JPG













  



ビブロスです。
スキーヤーを作る途中。






最後はジーナ社で出している相沢作品5作品全てを使って・・・。
回転台に乗せて回して見せました。
やんややんやの拍手喝采で修了。

ツキミのパターンを見たい方、続きをどうぞ。


P1100480.JPG野口整体とシュタイナー思想を学んだ山上亮さんを迎え、

親子で 整体&手当法 一日入門」

という講座を開きます。
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整体の考え方を元にした自然体の子育てを学びます。

さらに、すぐに薬を使うのではなく、子どもの自然な治癒力を引き出す手当法も伝授していただきます。私は先日、新宿の朝日カルチャーセンターの講座を拝見して来ました。写真はその時のものです。身体についての山上さんの話は東洋的なせいか、私には不思議としっくりきました。

山上さんが親や子に話す話し方も自然体で私は大変驚きました。

子どもも親も楽しい時間がすごせますよ。

日 時: 10月10日(月・祝)10時〜11時半

場 所: 百町森・プレイオン  定員 :20組位

参加費: 大人1,000円(会員900円)*大人1人につき子ども1人無料

             子どもの追加料金 1人500円(会員400円)

講 師: 山上 亮(主な著書『整体的子育て 正・続』)

*参加希望者は、TELにてお申込みください。 

整体の考え方を子育てに活かしませんか?

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2012年2月4日(土)〜12日(日)
ドイツではニュルンベルクで開かれるの世界最大のおもちゃ博に行きます。

オランダで見学する施設はスコールヴァルトScorlewaldといい、特別な援助を必要とする人々と健常者のためのコミュニティーです。

医療センタービレッヂホールがあり農場においては、有機栽培野菜・くだものを育ています。ギフトショップには、パンや野菜工房の製品を販売しています。

ここには、コロイの楽器工房(写真左)などもあります。見学だけでなく、ライアーのワークショップにも参加します。

商業的にも成功をしているこの施設は、周りの環境もふくめ大変美しい所です。

ニュルンベルクやアムステルダムでの観光もします。

旅費は研修費やサーチャージ料なども含め30万以下を予定

詳しくはお問い合わせ下さい。

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これは大変なロングセラーの人気絵本です。1984年に初めて出た時は、科学的な本としてペーパーバックで出されていました。

きうち かつ作『やさいのおなか』本体1000+税

〈内容〉
「これなあに」という質問のとなりのページに野菜の断面が白黒のシルエットで描かれている。次のページをめくるとその野菜の断面と全ぼうがカラーであらわれる。クイズの様に楽しめる絵本なわけだ。ネギ、レンコン、ピーマン、タケノコ・・・等11種の野菜。優しく当てられるものもあれば、難しいのもある。子供は間違いなく野菜に興味を持つだろう。

この絵本、私はお話や長めの絵本を読む前や間に読む事が多い。子供達とやりとりができてそれも楽しいし、気分転換になって、次のものに集中できるように使えます。
P1100563.JPGこれは子供たちに大変人気の絵本です。
その証拠に、この本をある保育園で読み聞かせしようと持っていって、「今から読む本は・・・」と言いながら、これを取り出したとたん、「知ってる!」という歓声やざわめきが聞こえて来たのです。
いやー、びっくりしたな、もう。

この絵本は馬場のぼる作『11ぴきのねこ』本体1200円+税
〈あらすじ〉
11ぴきのねこはお腹がいつもぺこぺこ。ある時じいさんねこが湖に怪物みたいに大きな魚がいることを教えてくれる。
そこで11ぴきのねこはそれを捕まえに行く。
だが、そう簡単には捕まらない。手を変え品を変え、とうとう捕まえた!
「早く帰ってみんなに見せてやろう!」「それまでは絶対に食べないこと!」
でも、ここからが笑える。普通の絵本とちょっと違う結末がまっている。

これは馬場のぼる氏の絵本デビュー作だそうです。最初、出版社の社長が「絵本を出しましょう。」と持ちかけて来た時、「アラビアンナイト」の話に挿絵を付けるくらいに考えていたらしいのです。でも、出版社の社長が「絵本は挿絵じゃない。」という話をして、何年かたって、やっと出来上がったのがこの絵本だという事です。

馬場さんは「私の絵本は子供のためにならない。」と言っています。そう言う作品を描く気はないと。でも、ここに描かれたねこたちの行動こそ、ある意味、子供の本質、人間の本質と言えるかも知れません。本当に生き生きした子供観を持っているからこそ描けた絵本だとも言えるような気がします。

P1100565.JPGこの同じ出版社から『馬場のぼる こどもまんが集』本体2000円+税が出ました。もう読むことが出来なくなっていた馬場氏のまんがを改めて読み、馬場氏の本質にせまることができたような気がしました。
今なら馬場のぼる大ファンの我がスタッフ相沢康夫が作った別冊(惜しくも入れられなかった漫画4編、馬場氏のおくさまの許可を得ています。)を付けて販売しています。


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