読み聞かせに向いている絵本 41
『チムとゆうかんなせんちょうさん』

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〈読書の秋に、本嫌いな子を本好きにする法〉

読書の秋はいいけれど、本の嫌いな子にはちょっとかたみの狭い季節です。

本を読むのが好きでない子どもは、ついつい「本を読みなさい」と親に言われて、ますます本嫌いになるのが世の常。

そんな子には「自分で読まなくてもいい、読んでやるから」と、読み聞かせをして下さい。

その場合、先ずは絵本を読んでやって欲しい、というのは絵本は短い文章でも、物語が豊富に描かれていることが多く、短い時間にぶ厚い本を読んだのに匹敵する満足度が得られるからです。

例えばこの『チムとゆうかんなせんちょうさん』
エドワード・アーディゾーニ作 瀬田貞二訳
本体1300円+税

この絵本一冊読めば、想像力で沢山遊べます。

あらすじ

チムは海辺の町にすむ少年、沢山の行き来する船をながめては、いつか自分も船乗りになりたいと思っていた。
ある時、ボートに乗せてくれたおじさんがいて、うまいこと船に乗り込むことが出来た。
それからチムの船乗り体験が実現したというわけだが、一人前に扱ってもらうにはなかなかの苦労があった。
そして・・・。

この絵本絵に描いてないことは文章で書かれてい、文章で書かれてないことは絵で描かれていて、絵と文が相互に補完しあう絶妙な絵本です。

そして、一枚の絵に1万語の文字が隠されていると言った人もいるように、文字を読むのが嫌いな子は、いい絵をじっくりながめているのも読書、結果的に本好きにしてくれる魔法は

「いい絵本を読んでくれる大人がそばにいる」

という事です。

さて、この絵本が大好きな大人が最近、この絵本の完全復刻版というのを出版しました。限定1000部、本体20000円+税
こちらの方も1度手にして見てみてください。百町森にあります。
こぐま社 Little Tim and the Brave Sea Captain チムとゆうかんなせんちょうさん

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