今回の旅ではメッセの後、オストハイマー社を訪ねました。
この一連の写真はオストハイマー社の創始者であるマルガレーテさんにお昼を招待された時の様子です。
先ず現在の社長のシューレさんがマルガレーテさんのご自宅にお迎え行きました。
レストランにて。机の上に日本地図が置かれています。参加者が日本のどこから来たか紹介するために、私が持って行ったのです。
ところが、なんとマルガレーテさんはここにも行ったあそこにもと指を指し始めました。日本に行って、シュタイナー幼稚園を20軒も訪ね、園に泊まったとおっしゃるのです。
今回の参加者です。
マルガレーテさんは82歳、オストハイマー社を始める前は、シュトゥットゥガルトでシュタイナー学校の先生をしていたそうです。
今回、話は自ずと、日本の震災や原発事故のことに及びました。
「原発の問題が起こった時、日本の女性は立ち上がりましたね。」と彼女は言います。
とても素晴らしいことでした。『子どもたちを守る』そのために必死に女性が行動していたことに私は感動しました。
長引く混迷の中、なによりも支えになるのは子どもたちが笑顔、それが大人に希望と勇気と安らぎを与えてくれます。それが未来を作る原動力です。子どもたちが笑顔になれるようにかかわる仕事は仕事は素晴らしい。
子どもたちの笑顔のために批判も恐れずに率直に行動できるのは、ドイツも日本も女性ですね。あなたたちも子どもたちの笑顔のために行動しているんです。
こんなに遠くまできて…素晴らしいことですよ。
自分の子どもを育てること、それは未来を育む大事な大事な事です。
それに一生懸命に取り組んでいるあなたたちは素晴らしい女性ですよ!
マルガレーテさんのこんなやさしい、でも凛としたお言葉に、参加者の女性達はしばし涙を流していました。
昼食の後、車に乗られたところ。笑顔がステキです。